杉田俊介
https://www.kanaloco.jp/sites/default/files/2022-11/%E6%9D%89%E7%94%B0%E4%BF%8A%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%93.jpg
『誰をも殺さず、自分をも殺さず、現在と未来の誰のためにもならない無益で無駄な仕事を、死が訪れるその日まで、ひたすらに続けること。それこそが本当の意味での人生の「無駄」であり、ラディカルな忍耐であり、鬱々としたつまらないこの生に最後まで準ずることである。弱者男性としての尊厳をもって......。』とある。これが自分には以下の3つの点で肯定できない、疑問だとつぶやいただけである。
①上記引用のような忍耐を強いることは「耐えろ」というマッチョな男性規範では。 ②結果として/機能的には、弱者男性に「そうしてもらう」ことが資本主義にとっては最も都合がよい。資本主義のためのイデオロギーになっていないか。 ③弱者男性の恋愛的な悩みは岡田斗司夫がいうような「リアル恋愛の崩壊」の方向性から解決/解消しうる可能性がある。岡田の指摘のほうがおもしろい。 こうしたことを投稿しただけで【著者から】「恐ろしいほどナチュラルなマウンティング」「根っからのハラスメント体質」と言われたのだが......。もちろん①②③のような指摘に対して「それは違う」ということだってあるだろうし、他の論点もあるだろうけど、これで「お前がやってるのは相手が男だから単なるマウンティングだ」「ハラスメントだ」って言われたら、まあもう本について少しでも否定的に語ることは難しいと思います。