書くことは苦しい
Cursorでのライティングもやってみたし、ゴリッゴリにAIライティングもしたし、何なら音声入力もAqua Voiceまで使ってるが、結局「考える」ライティングの場合はどうしてもタイピングで「書きながら同時に編集する」モードにならざるを得ないかもしれない。
AI活用したライティング環境については、みんな結構嘘言ってると思ってる。そんなに複雑なロジックのない話なら、もちろんAqua Voiceなど音声入力でシンプルにテキスト化し、Cursorの AIで編集していくので書いてけると思うけど(自分もそうしてる)「考える」文章はまだどうしても昔のやり方しかできないな。
自分は書いてるうちにどんどん「書くこと」が変わっていき、文章に導かれて、自分の最初の意見の真逆になることすらよくあるので、アウトライナー活用した書き方も実は上手くできなくて。もちろん書きながら動かすのがアウトライナーだし、自分もまったくアウトライン書かないわけではなく、むしろ相当書くのだけど、言うほど上手くは書けないっすね。
moriteppei.icon書くことってやっぱ根底で「苦しい」ですよ。だって頭使うもの。言葉はリニアに並べるしかないから「手札を切る」順番を何度も試行錯誤するし、言語は概念操作だからアウトプットに「だーっ!!違う!」と思う時も多々ある(Writing is Thinking)。アイデアはアイデアのままなら否定されることはないけれど、いざ形にしたら「無理でした」と判明することだってあるから、アイデアが大切なものであればあるほど、「書く」のだって怖くなる(アイデアを現実に否定させる技術)。でも、だからこそ「書く」のは楽しいんだよね。自分のアイデアを超えたものがそこにきちんと存在する。その面白さと言ったら。だから「こんなにラクに書いてます!」ってなんか違うと思うんだよね。