敵から学ぶ
イデオローグなのはむしろ私たち自身のほうだったということはしばしばある。 新しく学ぶことを躊躇しているのはむしろ私たちのほうだった、というのもよくあることだ。 こういう失敗は誰もが犯すものである。学びのチャンス 〔という捉え方〕 は会話における最後の切り札とも言うべきもので、 これさえあればほぼすべての場合に、話題を問わず、 友好的かつ有益な会話が可能になる。話が通じない相手と話をする方法 ピーター・ボゴシアン ジェームズ・リンゼイ ・ 位置 1751 見解を異にする人からこそ学ぶという姿勢をとると、相手は話を聞いてもらえていると感じるはずだ。 考えを変えることは絶対になさそうな人であっても一実際はむしろ、そういう人こそ自分の話を聞いてもらいたいものなのだ。ひとたび話を聞いてもらい、理解されたと感じると、 相手はより生産的で双方向な対話に心を開くようになる。 もし相手が心を開いてくれなくても、 あなたが使った時間にはちゃんと見返りがある。 すなわち、あなたが何かしらを学べるということだ。話が通じない相手と話をする方法 ピーター・ボゴシアン ジェームズ・リンゼイ・位置1760 というより、正確な理解なくして同意どころか反対もできないのだから(人は理解してない対象に反対できない)、デフォルトでこの手の会話の目的は(会話をするならだが)理解、こちらの学びにおくべきだ。