怒り
私の職場では、たまに怒りを持って私のところに来る人がいます。そんな人に私はいつも、「はい、まったく同感です」と回答するようにしています。怒りの中にいるほとんどの人は、この不公平や不正義に対する怒りを認めてほしい、そして敵を憎む気持ちを共有してほしいと思っています。ですから、私はその人の感情を認めなければなりません。やりとりするうちに怒っている人からも肯定的な部分が出てきて、感情の高ぶりからシフトさせることができます。/このようなコミュニケーションの結果、不公平で不正義な状況から脱するために互いにどのような調整ができるか、過去ではなく未来について一緒に考えられるようになります。何もない空間が価値を生む オードリー・タンp.127