ヴィーガンの定義
moriteppei.icon特定の思想だけを指す言葉として「ヴィーガン」って使うのどうなんだろ。現代思想の特集ですら「動物解放からのヴィーガンもいる」のような書き方で他のあり方もある書き方をしていた。食生活だけにその実践がとどまらないことは理解しているが、最近のスレッズで見るそれはヴィーガン概念のマウンティングみたいになってて疑問も感じる。 カーニズムという言葉を提唱しているメラニー・ジョイという社会心理学者の言葉です。これを見ると健康のためなどの理由で一定の食生活や生き方を実践する人のこともヴィーガンと言っています。 ヴィーガンというライフスタイルは食生活のみにとどまるものではないのはその通りだし、その点での誤解を訂正するのは重要であるとしても、他の動機から動物性食品を摂らない人もヴィーガンと言える可能性を残しておいたほうが概念上も豊かだし、動機は異なっても連帯できる可能性があると思います。広義のヴィーガン、狭義のヴィーガンって分けたほうがいいのかもしれない。そもそもがヴィーガンという言葉は、ラテン語の『vegetus』(活気ある、健康な)からきてるし。自身の健康も当然関心のうちに入るライフスタイルとして広義のヴィーガンを定義したほうがいいと思う。