リベラル
「
リベラル
」については、既に書いた本で説明していますが、(「そもそもリベラルがわからない」『静かに「政治」の話を続けよう』、亜紀書房、二〇一一年)、それは「国家よりも個人を、伝統よりも新しい価値観をやや優先して、そして経済を市場だけに委ねないやり方で社会を守る」くらいの立ち位置を意味するだけです。私がもし「リベラル派」だとするなら、それは鋼鉄のようなイデオロギーがあるからではないです。私の考えをもう少しだけ丁寧に言うとこういうことです。
なぜリベラルは敗け続けるのか
岡田憲治
p.18