リフレクティング
リフレクティング・トークは家族療法家のトム・アンデルセンとその同僚が開発した手法ですが、いまやオープンダイアローグの根幹をなす手法のひとつになっています。患者や家族の訴えを聞き、当事者の目の前で専門家同士が意見交換をし、それに対して患者や家族が感想を述べる。ごく簡単にいえば、この過程を繰り返すことがオープンダイアローグにおけるリフレクティングです。具体的には、当事者の目の前で専門家同士の話を聞いてもらいながら、ケースカンファレンスをするような状態をイメージしてください。やってみたくなるオープンダイアローグ 斎藤環 水谷緑 p.82