メモを取る前にメモを取れ
ToDoリストをつくるとき、 アポイントに関しては別の準備も必要になると私は考えていました。それが「準備メモ」です。 アジェンダ、と言い換えてもいいかもしれません。 例えば、打ち合わせや会議に臨むとき、何も準備をしないで行ってしまうと、 「あ、あれを聞くのを忘れた」 「あれを確認していなかった」「あのお願いをしないといけないんだった」 などということになりかねません。 そこで、アポイントのときには、必ず「準備メモ」 をつくるようにしているのです。 打ち合わせなり、会議なりで、聞いておかなければいけないこと、 お願いしておかなければいけないこと、確認しておきたいことなどを一覧にして、メモにしておくのです。 こうすることで、 「聞いていなかった」「お願いし忘れた」 といった、うっかりを防ぐことができます。 忘れないだろうから、その場で聞けばいいや、などと思っていても、 間違いなく忘れます。忘れてしまうのです。 だから前もってメモしておく。 前日までに「準備メモ」の内容を考えて、ToDoリストをつくるときに、 一緒に書き込んでしまうのです。メモ活 / 上阪徹・87ページ
ここまで、 「自分が思ったことや感じたこと、 気づきをメモとして書きとめる」 と解説しましたが、 日常のなかで気づきを得ること自体が難しく感じる方もいるかもしれません。 そのような人はいざメモ帳を持ち歩いても、 「なかなか書くことがない」 となってしまうでしょう。 実は「気づく力」を高めて情報感度を鋭くするには、事前の 「仕込み作業」 が必要となります。 その仕込み作業が、 「課題設定」です。 自分自身の短期あるいは中長期的な課題を設定することで、「課題意識」という名のアンテナを立てることができます。 あらかじめそのアンテナが立っているからこそ、 日常のなかで些細なことからも「あっ!」 という大小さまざまな気づきを得られるわけです。 つまり、「気づく力」とは課題意識であるといえます。メモで自分を動かす全技術 / 高田晃 ・78ページ
ではどうするのでしょうか。 それは、打ち合わせ前のノートに3行書く。 ただそれだけでいいのです。1行目に書くのは 「ゴール」。 その打ち合わせで何を話し、 何を決めるのか、 という自分なりの目標です。2行目に書くのは、 「次のアクション」。 その打ち合わせを受けて生じる可能性のあるタスクを、先回りして予測を立てておきます。 そして3行目に書くのは、 「締め切り」。これは2行目の「次のアクション」を、いつまでに終わらせればいいか、 あらかじめ目処を立てておくということです。世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術 新井直之 36ページ
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