パラレルリーディング
私は本を読んで育ち、その後ブログを読むようになって、それからツイッターとフェイスブックを読むようになったが、実はほとんど何も学んでいないことに気がついた。 1日中小さなドーパミン入りスナックを食べつづけているようなものだった。 140文字のドーパミン促進剤を注入されつづけていた。 ツイートを投稿して、誰にリツイートされたかをチェックした。 楽しくてすばらしいことだったが、 私がやっていたのは「ゲーム」だった。 それで、読書に戻らなくてはと気がついたんだ。それがとても難しいのはわかっていた。 フェイスブックやツイッターなどのひとくちサイズの情報で時間をつぶすように脳が訓練されてしまっていたからね。 だからこんな方法を考案した。 本を読み捨てのブログ記事や短いツイートと同じように扱い始めたんだ。 すると本を最後まで読まなくてはという義務感がなくなった。 今では誰かに本を紹介されたら必ず買っているよ。 いつも10冊から20冊の本を並行して読んでいる。 拾い読みしている。ちょっと飽きてきたら飛ばし読みする。 目にとまったところから読むこともある。 そこから読み始めるが、最後まで読み通す義務感はまったく感じない。 そうするうちに、いつのまにか本が私の読み物リストに戻ってきたんだ。本当によかった。 本には先人たちの知恵が詰まっているからね 6。シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント / エリック・ジョーゲンソン 138ページ