チームみらいのボランティア集会
ボランティアミーティングの集合場所は秋葉原なのに、演説会場が新宿と書いてあったので、間違えて新宿に向かってしまう。予定時間よりも1時間遅れて到着。党首と到着時刻が同じである。どんだけえらいんだ。 会場はビルの8階なのでエレベーターで向かう。降りると猫耳つけた女性がディーラーしてるポーカー会場だった。誰かが4階のボタンを押したらしい。まぎらわしいことすんな(笑)。
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わざと人が写らないように撮影しているのでスッカスカな感じだけど、ちゃんと結構人数がいた。とはいえ、そんなに多いわけでもない。まだまだ本当に知られてないようだ。
安野たかひろの演説を聴く。はじめての生アンノ。イメージよりも華奢で背が低い。隣の司会の男性が逆に相当体格が大きいので、相対的にさらに小さく見えてしまう。 演説の内容は聴けば聴くほど個人的には引っかかる表現が多い。
政治とカネの問題をただ争うのが無駄でしかない政局であるかのように言うこと。 スウェーデンでは国会議員は国からクレジットカードを貸与され、それですべての決済をするらしい。情報はすぐにWeb上にアップロードされるので完全にカネについては透明になる。だから政治とカネなんて問題、起こりようがない。この仕組みをスウェーデンが導入したのが1990年とのこと。 そりゃそういうシステムを導入すればいいだけなんだから「そんな問題で争ってるのは無駄」って言いたい気持ちもわかる。けれども今はそんな仕組みないし、既に裏金問題が発生してしまっている状態で「そんなことを責めるのに時間を使うのもったいない」と言うことが政治的にどのような意味を持つか。自分たちだけメタに立つの感じ悪い。
マイナンバーに対しても評価は非常に肯定的。データを使えば、たとえば「本当に困っている人」にピンポイントで迅速な支援ができるという。この「本当に困っている人」というのが引っかかった。
原発についても再稼働賛成。理由はデータを見ると現在のエネルギーが足りてないから。原発再稼働させるだけでなく、火力発電も政府の想定量よりも多く稼働させるべきとの意見だ。猛暑とAIの利用によってより電力が必要となるだろうということ。
そもそも原発再稼働って時点でまったく賛同できないし、仮にどうしても仕方ないにしたって、もうちょい言い方があるだろう....とか。
体調不良もあったのだと思うが、演説も本調子じゃないように感じた。言ってることは理路整然としてはいるのだが、間延びしてるし熱量が低い。他の候補者も話が正直あまり上手くない......。候補者はみな、能力は高く、やる気もあり、実際に汗もかける誠実な候補であることは伝わってきた。
質疑応答コーナーがおもしろかった。オンラインから視聴者は質問ができる。質問はすべて公開され、それぞれにグッドボタンを押せる。グッドボタンが多い質問ほど、上に表示される。限られた時間で上から優先して回答する。その場で回答しなかった質問項目にも運営はもちろん目を通す。
その質問項目が結構鋭かった。「原発についてどう考えているのか」「望月宣武擁立とキャンセルの経緯をもう一度きちんと説明してほしい」など。 「安野さんの言葉はオープンソースだのエキスパートだのカタカナが多すぎてわかりにくい」という質問に対し「どんどん指摘してください。どんどんアジャストしていくんで」と安野が回答(笑)。流石にその場で全員が「ちょwww」となり「あ、これか.....これのことね💦」と。言葉をかんたんにするのは大事かもしれないけれど、こういう素のキャラクター、嫌いじゃないけどな。
総じてファンもチームみらいのことは大好きだけど、信奉もしきってない感じ。結構質問が鋭い。いろんな人からのいろんなツッコミが入ることでどんどん多様性が生まれていけばいいな。
13:00から16:00までの3時間の中で、ボランティア同士のディスカッションはたったの20分。チームビルディングなんだから、もっとボランティア同士の時間が多くてもよかったんじゃないか。
来ていたボランティアの人たちは、ガチ勢の古参という感じ。自分がいたディスカッショングループ8人くらいいて、一人のぞいてほぼエンジニア。隣にご年配の方がすわっており、なんと79歳! ようやくエンジニアでない人に出会えたと思ったら「昨年までアメリカの大学で教鞭をとっていた」と言われ(笑)、本当に「自分以外はほぼエンジニア」状態。 「エンジニア、エンジニア、一つ飛ばしてエンジニア状態ですね.....森です。無職です。打てるシェルコマンドはlsです!」と自己紹介したら、皆さん優しいので「ls打てれば十分ですよ!」と言ってくれる(笑)。
高齢者の方が他にも何人かいて、どこでチームみらいを知ったのかと聞くと、安野のパートナーであるりなくろ氏の演説をYoutubeで見て知ったとのこと。 https://youtu.be/bKWVOjsFqUQ?si=fIE4xyoxAGy-Bd6F
老人はSNSはやらないけどYoutubeは見る。「孫が連れてきた婿さん」的に安野を見てる。
都知事選では大健闘したわけだけど、全国での参院選となると、感度の高い人たちだけでなく、高齢者や地方の人にウケなければならない。「りなくろ」というカードは非常に有効なのではないか。泥臭い戦略ではあるが.....。 全体的に思ってた以上に、チームみらい、粗挽きだ。けれども新しいものだけが持つ熱気やエネルギーに溢れていた。今のままでは選挙は相当厳しいと思う。けれども、ふとしたことで大化けする可能性大。