タロット
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相談においては非当事者のほうが問題をよく理解できるが、それをそのままアドバイスすると、相談した側は「わたしの文脈を否定された」という気持ちになる。そこで「神秘様がそう言っている」のように主語を変えると受け入れやすくなる。でも、神秘様はちょっと......という人もいる。そういう人には「世界体系xランダム」を持ち込んでくれるタロットがいいと米光は述べる。 相談する側は、当然、視野が狭くなっている。だから、悩んでいるのだが、別の視野を粗暴に押しつけられると腹が立つ。でも、うまーく別の視野を示し受け入れられたら、他の考えにも思い至ることができる。 / つまり、「驚き」を伴いながら、新しい視点を押しつけるのではなく示すことが必要なのです。だから「世界体系xランダム」を使うのです。相談で、「当事者性」を持ちながら、かつ「驚き」と「新しい視点」をもたらすために。 思考ツールとしてのタロット 米光一成 p.118