コミュニケーションは投資
https://gyazo.com/d0b0758ca42e1abe5b43add1a5ffe9e6
https://gyazo.com/b34c7796c0fa8b175d99d49ec5628e7d
ブッコミすぎだろ。
わけわかんねえ会社にいきなり1億円投資するようなもんだ。
https://gyazo.com/1b387c464aa8e6d850628d3f224d9e28
https://gyazo.com/bdeaed9e8731fa55f7d3675a70df96f0
https://gyazo.com/f209e1a51eb8fe056319ca27384622e8
人と人だ。
いいんだよ怖くて。
コミュニケーションは投資なのでハズすことがある、というか、ハズすのが当たり前、常態。
コミュ症はコミュニケーションお化けの人はコミュニケーションで失敗しないと思っているが、実は違う。誰よりもバクチを打ち、誰よりもハズしてきた失敗経験を持っている人がコミュニケーションお化けに他人からは見えるだけ。
実際、このあとマンガではコミュニケーションお化けのハルがいろんな人から嫌われている例が示される。
コミュ症は「うまくいかなかったらどうしよう」と思うから怖い。怖いから投資ができない。投資できないから失敗できない。失敗できないから学習できない。学習できないからいつまでも他者に対する仮説思考力が育たない。 他者に対する仮説思考力がないので相手を読むことができない。「このタイプならこのノリが有効」とか「この人ならここまではいけるだろ」という思考、読みができない。つまり「うまくいかなかったらどうしよう」以上の他者解像度を持てない。 「うまくいかなかったらどうしよう」以上の他者解像度を持てないので怖い。怖いから投資ができない......のループ。 「うまくいかなかったどうしよう」で頭いっぱいで何もできない=一切投資できないか、突然告る、いきなり高い店にさそうような大バクチするかの両極端になる。
他者解像度が高ければ逆に恐怖は薄れる。解像度が高いので「おそらくこの線だろう」という中(あたり)がつくし、ハズす確率がグッと下がるから。
マンガではこの後、ハルのこの話を聞いたのに「2次会ぼくも参加する!」が勇気がなくて言えず、落ち込んで帰りの電車に乗ろうとするガクに、ハルが「急に腹いてええええ」「帰るわ」「モンハンでも始めてみるわ」「合流しようぜオンラインで」とLINEを送り、それを見たガクが号泣するめっちゃいいシーンがある。
ハルが人たらしのコミュニケーション無双なのは「コミュニケーションはバクチだ」「一か八かだ」という思想のおかげのように、それがそれだけがコツのようにそれまででは語っているのだが「それだけではない」「もっと大事なことがある」というのがこのシーン。
まず、ハルのこのLINE自体もドン引かれるリスクがある、つまりバクチだということに気づいておきたい。いくら仲良くたって①ガクはそもそも飲み会に出たくないかもしれない。家で一人が好きかもしれないし、プログラミングの勉強したりしたいだけかもしれない。②同情がミエミエのやりとりに逆にガクが傷つくかもしれない。
ハズシた場合最悪、ガクとの友情が完全に壊れてしまうリスクだってある。だからハルはそれでも「ガクだって飲み会に参加したかったはずだ」「今は家でさみしいはずだ」「LINE送ったら喜ぶはずだ」にオールイン、ブッコンでるだけ。ブッコメるのは、ガクに対する解像度が高いから。ガクのことをよく知っているから、知ろうとしてきたから。
他方で、もしハルが他人のことを単に交渉の相手、コミュニケーションによって自分が得するための手段としか考えてないなら、クラスの中でも地味キャラのガクにわざわざこんな手間をかけない。自分だけ飲み会で無双して終わりのはず。
ガクが号泣したのは①こんな自分のことも気にかけてくれてる、ハックやテクニックだけではないハルの態度がうれしかったから。②自分には出せなかった勇気、取れなかったリスクなのに、今、ハルは勇気を出してリスクをとってきてくれているから。