カンが悪い人
「カンの悪い人」はなんであんなにカンが悪いんだろう?どうしたらああなって、どうすれば「ああじゃなくなる」のか。「あのまま」ならどのように生きれば一番ハッピーなのか、ってずっと考えてる。
今後AIに指示出せば仕事がサッと終わる世の中になればなるほど要するに「カンのいい指示」をする人ほどサクサク仕事も終わるのに、カンの悪い人は無駄な指示ばかりだし、地球環境に負荷をかけるだけになる。でも、これがなんでそうなるのか、どういうトレーニングしたら改善するのかが全然わからない。
ポイントがズレている人。
抽象化がヘタクソ
向上心がないわけではない。
むしろ高い向上心を持っていたりする。
ライフハック系記事が大好きだったり生活改善アイデアあれこれ試したがったり。
新しいビジネス手法についても
問題はそのポイントが全部ズレてる。「違う要点そこじゃない」ってなる。
本人は意欲も意識も高い、が基本すべて空回りみたいな人のこと。 またカンの悪い人はなぜか自分が苦手なカンの悪いことについてやたら考えるのが好きだったりする。たとえば非モテで悩んでいるのなら「そういう本」を読んでその通りに従えばいいのだが自分であれこれ考えてしまう。コミュニケーションで悩むならそういう本を読みその通りにすればいいのだが、自分で考えてしまう。そしてカンが悪いので「こっちじゃなくてそっちかいっ!」な本を選びそれに従ったりしてしまう。
ビジネスから離れると、おもんないのにがんばって無理に「他の人とは違うおもろいこと言おう」とするけど、味のしないガムみてーにつまんない人とか。そのこねくり回しが寒い上に解像度低いし、いつまで立ってもこちらの理解の粒度とベクトルがそろわないみたいな。
ストレートにここがおもろい、でええやん、それで日常何も困らないしみんなあなたが好きになるのに、って「ここ」って指差してるのにいつまでたってもピントが合わないみたいな。全部は無理でもなんか少しマシになったり良くなったりする方法、本当を言えば「そのままでハッピーになれる方法」ないかなって考えてました。
あとそういうカンの悪い人って、自分がおもしろいこととか正しいことにもカンが悪いので気付けてないんだよな。「私が悪い」とか「ぼくはおもんない」などと思ってる。いや、今のはあなたのほうが……なんだけどそういうことに気づけない。
なぜカンは重要なのか
生成AIの普及、AIエージェントにより、仕事の指示がきちんとできる人が圧倒的に有利。
となると「どのように指示を与えてるか」によって全然成果が変わってきます。 この指示が上手い人と、そうでない人でアウトプットの差がついてしまうというのはもちろんあるわけですが、、
今までのように「相手が人だった場合」には、アウトプットまでなんだかんだ時間がかかるので、差としてはまあ理解できるレベルだったわけです。一つの指示で、1日とか1週間とかかかるわけですし、そんなに多くの人数を抱えることはできないので、指示できる対象も少ない。
しかし生成AI時代には「5分で結果が返ってきてしまう」「24時間、ほぼ無限に仕事ができてしまう」というのがあったりするので、指示が上手い人と、そうでない人の生産性が、何百倍もついてしまうというのはありそうです。
じゃあ、AIエージェントをどうマネジメントするのか・・・?が大事になってきそうな気がしているこの頃です。
このあたり、僕も今試行錯誤しているんですが、一番いいなと思っているのは「どのように指示を出したらいいのか、生成AI自身にきく」です。そうすると、調べ方のステップや、指示の仕方まで細かく教えてくれるので、それでほぼ解決してしまいます。
となると、じゃあ何で差がつくのかというと、やはり「イシューの見極め」です。簡単にいうと「何が大事かを考えて見極める」です。 ここは人間の方が良かったりします。というのも、文脈を知っているからです。
この「イシューの見極め」がアホほどヘタなのがカンが悪い人。
カンの悪いことを改善するための方法すべてに「カン」が必要なので原理的に改善点がない。カンが悪い人というのはみんなで北海道に向かおうとしてるのに一生懸命沖縄に進んでしまう人なので「何もせんもその場でつったっとれ」が正解なんだけど、気づくとめちゃくちゃ動いてしまう。
根がカンが悪いからそこをベースに新しい知識をいれてもむしろさらにカンの悪さに拍車かかるみたいな……。
カンはどうしたら身に付くの?
元も子もないが、基本的には身につかないのでは?って気がしてる。
カンが悪いならそのことを認めて、カンのいい人にすべてアウトソーシングしてしまえばいい。
ファッションセンスない人は自分でファッションセンスを身につけるのではなく、センスある人に選んでもらえばいいだけ。それと同じ。
①特にビジネスでは自分がカンが悪いと言うのはほぼほぼ社会上の自殺行為であり「言ってはいけないこと」タブーであるのと、
②カンが悪い人はカンが悪いため、「カンがいい人」とはどういう人なのかがまったくわかっておらず、カンが悪い人をカンがいいと思って選んでしまう。(自分で戦略立てられないのでコンサルを使うのはいいが、目利きができないのでクソなクソコンサルを選んでしまう。コンサルタントはなぜクソ役立たずなのか参照) AIにアウトソースするのはアリか?