カネで時間は買える
時間
を保存するためにお金を使う多くの人は自分の社会的地位を高めたり、 権力を得たり、 高級品を買ったりするためにお金をたくさん稼ごうとやっきになっているが、 私の意見では
お金
の真価はそこにはない。
お金の真価は、時間と労力を保存し、それをあとで使えるようにする力にある
。 実際、 お金を貯めれば、 時間を買い戻すことができる。時間に対する支配力を強化するためには、 お金の本質をよく理解し、 それを使って自由を手に入れる方法を学ぶ必要がある。
後悔しない時間の使い方
ティボ・ムリス
133ページ
お金は自由を得るための手段
とみなそう。
自由
とは、時間という最も希少な資源をより有効に活用できることを意味する。こんなふうに考えてみよう。 お金があれば、 労働の成果を保存することができる。 それがなければ、生活資金を得るために永久に働き続けることになる。 お金を貯めるたびに、 未来の一部を買い戻す機会を得ることができる。 要するに、
お金を貯めると選択肢が増える
ということだ。>
後悔しない時間の使い方
ティボ・ムリス
134ページ
お金は選択肢を増やし、時間を取り戻すことを可能にするので、
お金を貯めることは究極の生産性向上のためのツール
だと言えるかもしれない。>
後悔しない時間の使い方
ティボ・ムリス
134ページ
次のふたつの文を読んで、 今の自分がどちらに該当するか考えてみよう。 ●お金を
節約
するために時間を使っている。●時間を節約するためにお金を使っている。 時間の使い方がうまくなるにつれて、お金を節約するために時間を使うよりも、時間を節約するためにお金を使うことのほうが大切だと気づくようになる。 これは
時間のほうがお金よりも希少
だという理由による。>
後悔しない時間の使い方
ティボ・ムリス
140ページ