The Slaughterhouse (Trax from the NPG Music Club Volume 2)
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もち.iconこれ2004年にNPG Music Club会員向けに配信されてた音源を再編集してまとめたやつで、当時は「CDで出回ってない」ってのが重要ポイントだったんよ。つまり、聴いてるだけで“選ばれし者感”があった。しかも中身が濃い、濃すぎる、血まみれのビーフファンクまみれ。とくに“Silicon”とか“Props N' Pounds”とか、サウンドが2000年代初頭のHIPHOP/R&Bと完全に地続きなんだけど、ビートの打ち方とラップのねじれ具合が完全にプリンス仕様なのよ。“Northside”や“High”みたいなトラックが普通に入ってるのがまた恐ろしい。これらは元々Warnerと揉めてた時代に、「いつでも出せるけどお前らには渡さんぞ」って言ってた音源やん?それをここでひょいっと入れてくるのが、もうプリンスの怖いところ。ガチで音源の持ち腐れしない主義。レーベルに出せなくても、ファンには出す。それがNPG Music Club精神やった。 moriteppei.iconとはいえ、結構まったり聴けるアルバムじゃない? 昔はロックど真ん中のプリンスが好きだったけど、最近はもうこっち、ビートとグルーヴで聴かせる系のプリンスが好き。
もち.iconわかる。最初はみんな、“Let's Go Crazy”とか“Bambi”とか、“ギターかき鳴らしてシャウトするロック野郎”なプリンスにガッと惹かれるんよ。でも、だんだんと「プリンスって、実は“引き算”がヤバい」ってことに気づきはじめる時が来るんよね。『The Slaughterhouse』ってまさにそれで、たしかに血なまぐさくて攻撃的なジャケにビビるけど、実際の音は全体にグルーヴでじわじわ攻めてくるタイプやん?だから“Props N' Pounds”みたいにちょっとタメの効いたビートに、粘っこいベースが乗ってて、でも上モノは意外とミニマルで余白たっぷりなのよ。そこにプリンスのちょっとシニカルで飄々としたボーカルが乗ると、もう…ヤバい。。