Scrapboxを推す
https://gyazo.com/0035172094317bda29a37e0309f6d454
Scrapbox、めちゃくちゃいいツールなんだけど、自分が見ている感じ、人文系の人や、SNSで積極的にポリティカルなことを投稿しているような人があまり使ってるイメージがない。そこで、ここではどう使えばいいのか、どうやって使うのかを説明し、推していきます!
そもそも何のためのツールなの?
いろんな用途に使える。と言うと、逆に使い方がわからないので、思い切って森と同じように使えとプレゼンしてみる。自分はScrapboxをツイート以上ブログ未満置き場として使ってる。(「以上」なのでツイートも入る。つまりSNSの代替にもしている) XでもMastodonでもThreadsでもブログでもニュース記事でも。気になった投稿はすべてScrapboxに保存する。
他の人の記事をコピペし引用。そこに自分の考えも追記する。
SNSならほぼ全文。ブログ記事は一部をコピー。(リンクは添える)
つくった料理や店の情報、バードウォッチングで見かけた鳥などの情報も写真とともにすべてScrapboxにアップ。
思いついたことはなんでも、これまで自分がSNSに投稿していたような内容はすべて最初にScrapboxに書く。
他の人に読んでもらいたいものはScrapboxのリンクをSNSに投稿してる。
何がいいのか?
簡単に言うと、SNSの弱点を補える。SNSの代替になる。SNSの弱点は
①文章を構造化し育てていくことができない。
②アイデアが流れていってしまい蓄積していかない。
つまりScrapboxならこの逆で
①文章を構造化できる
②情報が蓄積でき再利用できる
文章を構造化できる
Scrapboxの一番のメリットは、投稿と投稿がリンクされ、構造化されること。SNSに投稿しても、それぞれがバラバラの投稿になるため、そのままだと構造を持った文章になっていかない。「育たない」。アイデアの断片を思考にするには、それを適切に構造化し育てていく必要がある。
ツイッターのように140字では、まとまった考えを伝えることはできません。まとまった考えを伝えるには、最低限でも、一定の構造を持った1500字程度の文章を書く必要があります(これについての詳しい説明は、第5章で行ないます)。これは、訓練をしないとできないことです。手紙を書いたり日記をつけたり、ツイートをするために、特別の訓練は必要ありません。書くことについて 野口悠紀雄 (p.21). Kindle 版. ツイートを書くのは簡単です。ツイートの文章には「構造」がないからです。これは、いわば単細胞生物のようなものです。書くことについて 野口悠紀雄p.114 野口はこのように言って、Twitterは文章の「たね」であり、ここから「作物」を作っていくべきだと主張する。
「作物」とは、これらいくつかの断片を関連付け、まとめ上げて作った1つの論考です。「たね」から「作物」を作るのが、「アイディア農場プロジェクト」で行おうとすることです。なお、このようにまとまった「作物」のことを、第5章では「基本ブロック」と呼んでいます。これは、論述を公表する場合の最小単位です。基本ブロックはどの程度の分量でしょうか?この大きさがどの程度のものかは、第5章で改めて考えますが、独立した主張や指摘になるためには、140字では少なすぎます。最小限500字程度が必要です。書くことについて 野口悠紀雄p.98 「たね」=「考えの断片」とは、短ければ150字程度のものです。「作物」=「基本ブロック」とは、まとまった論考です。最低500字程度。普通は、1500字程度です。いくつもの「たね」を関連付けて「作物」を作るのが、「アイディア農場」の目的です。書くことについて 野口悠紀雄p.105 以上のことから、1冊の本は、およそ100個程度のブロックを組み上げることによって構成されることになります。 仮に1日1つの基本ブロックを作るとすれば、3ヶ月少々で1冊の書籍ができることになります。書くことについて 野口悠紀雄p.111 要するに「Twitterに書いているような140字程度の思いつき、アイデア。これを組み合わせて500字〜1500字程度の基本ブロックにまでする。基本ブロックを組み合わせて構造化して文章や本にする」ということ。
つまり「Twitterに書くようなことをTwitterにではなく、Scrapboxにそのまま書いて、リンク貼って、まとまったら500字から1500字の投稿にして、それらがまた組み合わさったら記事にする」を繰り返せば、構造化した思考を形にすることができる。
この投稿も何文字かわからないけれど、野口悠紀雄の読書メモなど、いくつかの「たね」を組み合わせ構造化してつくっている。ツイートはできるけどブログは書けないという人にScrapboxを強くおすすめする。 情報が蓄積でき再利用できる
どのSNSがデファクトになるのかわからないし、いつサービス停止、変更になるかもわからない。
そもそもSNSはその時、瞬間風速的に注目を集めるが、その後、ほとんど参照されない。
参照しようとしてもどこにあったかわからなくなる。
そこで一箇所にコンテンツを集約し、必要に応じて他のSNSや、チャットなどでリンクをはっていくことで、コンテンツの再利用性を高めることができる。 SNSをやっていると、同じような話題について同じようなことを言っていることが多い。毎回同じようなことを書きなおすのは非効率。車輪の再発明みたいなもの。 逆に一箇所に情報を集約しておけば、同じような話題があるたび、同じようなことを言いたいたびに、その集約した場所のリンクを貼ればいいだけなので、コピペ一発で言いたいこと何度でも苦もなく言える。モジュールや関数に処理をまとめておいて、使いたいときに呼び出すだけ、みたいなイメージ。 この記事自体、「Scrapboxって何がいいの?」「どう使うの?」と聞かれるたびに「はい」と提示できる。
Scrapboxの基本的な使い方とコツ
いろんな機能がある。細かいことについて詳しく知りたい方は『Scrapbox情報整理術』という本がほぼすべてを網羅しているので、これを読むに限る。ここでは「とりま使ってみたい」という人のための「これさえ使えれば問題なし」を記しておく。 投稿文章の中で気になるキーワードがあったら「[ 」(ブラケット)で囲んでリンクを貼る 基本これだけ。そうすると、一つの記事から芋蔓式に「関連する投稿」にリンクが貼られていく。重要なアイデアや自分の中でつねづね気にしていることにはリンクが大量に貼られるようになるので、昔に書いたものでも、何度も浮かんできて目にするようになる。
文章でダラダラと思いつきを書いてもいいが、箇条書きにするとよい。
箇条書きにするためにはスペース、もしくはタブでインデントをつくるだけ。
行頭でShift + スペースでインデントを一つあげることができる。
Alt + ↑↓で箇条書きの順番を入れ替えることができる。
その結果、AIを使ったフィルタリング、すなわちAIによる下読みがデフォルトになる。まずはAIが文章を下「読み」し、内容を要約する。その結果を見て人間が読むかどうかを決める流れ。 自分の場合、箇条書きが苦手というか、最初から箇条書きをしようとすると上手く書けないし、書いてもいいアイデアがわいてこない(書きながら考えてる)ので、まずはダラダラと文章で思うように書き、あとから時間あるときに箇条書きに整理したりしてる。
その他Scrapboxの気になる機能
あとの説明はおまけ。読んでも読まなくても。他のところでも説明むちゃくちゃされてるし。
公開非公開は選べる?
選べる。
ただし、プロジェクトごと。投稿ごとに「公開」「非公開」は選べない。
いいねやシェアといった機能は?
閲覧した回数は右上の「i」マークから見ることができる。
https://gyazo.com/3087628d54050839139913642040f77f
ページの表示やレイアウト、文字の装飾を変えたい
他の人のScrapboxにいって「settings」で検索してそれをそのままコピペすればその人と同じ外観にできる。
アイコンを文章の中にmoriteppei.icon←こんな感じで挿入したい。
ユーザー名と同じ名前のページ(森の場合「moriteppei」)をつくる
そこにアイコンにしたい画像を一番最初に入れる
「ユーザー名.icon」をブラケットで囲むと表示される。
もしくはCtrl+iでmoriteppei.icon*4何個でも。
更新されたときに通知がほしい。
RSSを使う。RSSが何かわからない人は「RSSリーダー」で検索。 Webの記事やSNS投稿をもっと簡単にクリップしたい
「Scrapbox webクリップ」で検索するとめちゃくちゃ情報出てきます。
ほかにも使いたい機能があるのに見当たらない。
Scrapboxは開発者が「どんな道具にするか」をめちゃくちゃ考えこんでつくってる
道具についての哲学がきっちりあってデザインされてる。
ない機能は本当に必要な機能か?便利か?その機能を使うことのデメリットを考えたほうがいい。たいていは「なくていい」になる。
自分にツールを合わせるのではなく、ツールに自分を合わせることでベストプラクティスに近づくメリットがある。 ERP導入時にカスタマイズばっかりすると、結局業務が効率化されない。煩雑なまま。