男らしさから誰が一番早く降りられるかというまた別の男内競争
なんか最近、男性と話してても「自分が、自分のほうがより男性性について自覚できてる」というマウント合戦というか、競争みたいに感じて、すごく苦しい。
社会の中で「理想の男性像」が変わっていってる。現代の「理想の男性像」には「自身の特権性についてもある程度理解がある」が含まれてしまっている。
そしてこの「理想の男性像」にどこまで近いかという、また別種の競争になっちゃってる。
そもそもこの手の「自身の特権性の自覚」とか「フェミニズム的な発想」って、世間で論じられてる程度の話なら、頭のいい、シゴデキなら、割とすぐに「なるほど、こういうふうに言えばいいのね」と、ある意味表面的に簡単に模倣できてしまう。
表面的というのは、実際、フェミニズムに理解があるふうの投稿をSNSでしている男から口説かれたとか、ハラスメント受けたとかも頻繁に聞くので......。
フェミニズムって結構エグい思想なのに「まあ、そこまでは今の常識的にそりゃそうですよね?」だけをフェミニズムと認識してるんだなーって感じることがめちゃくちゃ多い。
まあ、こんなこの発言自体がまた別種の競争に.....みたいな反省になっちゃうわけだが。
最近WOKEな男性って、そもそもなんか「常に調子がよくてコミュニティへのチューニング能力高い」人が多いって思ってる。端的に言うと「お前、男性社会内では率先して男性社会に溶け込んでたやんけ」って人が多い。
自分は昔からそういう男性社会に馴染むのが嫌でできなくてダルくて避けてたのに、男性社会に思いっきり溶け込んで成功しといて、さらにそこでの上昇はだいたい達成したら「男性内部ってこんな感じ」「ぼくもずっといやだった」とか言ったってよ。
で、そういう人は男性同士のコミュニティの中では、多少の下ネタも適当に交えたり、それこそホモソーシャルには上手くやっておいて、で、女性と話すときは「わかります。男性って特権ありますよね」ってやってる。
そういう男性って、女性には「うんうん」て感じですけど、自分より「下」と見た男性に対してはそれこそ態度ガチでエグいですからね。
美容沼、50代ではまったら… 中年男性の「自立幻想」に気がついた
富永京子.iconコメントプラスにも書いたが、この本ではスキンケア製品が「ギターエフェクター」に、スキンケアに詳しい知人の解説を「化学の授業みたい」と納得し、美容を専門用語、知識、収集といった「オトコにもわかりやすい比喩」で説明している。/ いわゆる中年男性読者にもわかりやすい導入という意味合いが強いのだろうが、そのように「オトコ的な趣味」に寄せている時点で、結局、美容を知識やコレクションといった趣味を通じた卓越化の材料にしてしまっているような印象を持った。その点では率直に言えば「男らしい美容の本」という印象がある。 / 「今までの自分を恥じて反省しています。これからはアップデートしますのでみんなもアップデートしましょう」というタイプの語りをよく見るが、スキンケアってライフスタイルだし、一人でやってもいい。ちなみに男性活動家のほうが、ライフスタイル運動を「啓蒙」したがるという研究もある。https://www.threads.com/@kyokokyokotominaga/post/DLlffxzyyR5?xmt=AQF0iDO2AItpXNwK-IZGAY0EjBcGksc5OQx59r9neNWjRg
moriteppei.iconほんそれ。単に「自分はそこに気づいてる、他の男よりも進んでる男、他の男とはわけが違うんですよー」という男らしさから誰が一番早く降りられるかというまた別の男内競争の一種でしかないし、根本でマッチョなんだよ。
男性もスキンケアを楽しんだり、身体のセルフケアをする感覚を持つのは悪いことではないのだけど、「男も美容しなければならぬ」という別種のマッチョイズム+資本主義的なルッキズム/ホワイトニングもあるので、手放しでほめてる人見ると「アホか」と思う。
今の世の中、「日傘もささない男なんて」とか「スキンケアもしない男なんて」という、また別種の「男なんて」言説が「日傘なんてスキンケアなんて軟弱!」という言説と同時に走ってて、勘弁してくれよって感じてる。
Cosenseポータブル