実行可能な戦略
ポイント
例えば、「毎日ジムに行って運動する」という習慣を始めるのは簡単ではない。やる気が出ないこともあれば、予定が入ってジムに行けないこともある。
一方で、「キッチンを掃除する」という目標は、具体的な手順(食器を洗う、流し台を拭く、床を掃く等)に分解でき、各タスクに必要な時間と努力も予測可能。
このように、目標を「実行可能な戦略」に分解することが重要。
例えば、本を書く際の実行可能な戦略として、「毎日30分間、アウトラインを書く」というものを採用すれば、
1. 毎日アウトラインを書けば、確実に本の完成に近づく
2. 30分という時間は明確で予測可能
3. 30分なら毎日やれそうだと感じられる
4. 「今日はアウトラインのどの部分を書くか」という選択と計画は、そう多くの努力を必要としない
という特徴を持つ。
一方で、「毎日500語書く」という戦略は、日によって500語書くのに1時間かかることもあれば、3時間かかることもあるので、必要な努力が予測不可能であり、戦略としてイマイチい。
このように、目標を実行可能な戦略に分解することで、創造的な仕事でも着実に前進することができる。
感じたこと
この論説には自分はあまり賛同しない。
タスクシュートのように、1日1分の着手でもOK、くらいの方が性に合っている。 まあ、見方を変えると、1日1分も、上述の4つの特徴をそろえているわけか。
概要
実行可能な戦略を構築するためには、以下のようなアクティビティに課題を分解する必要があります。
それらのアクティビティをより多く完了することで、確実に目標に近づくことができる
各アクティビティに要すうる努力料を見積もれる
各アクティビティは実行可能と感じられる
アクティビティの選択と計画に必要な努力が少ない
一般的な選択肢の1つは、1日の作業時間に一定の目標を設定することです。
この戦略で成功するには、それらの時間がどのように望ましい結果に着実に蓄積されるかについての明確な理論が必要です。
もう1つの一般的な選択肢は、創造的な成果を離散化することです。エッセイを書こうとしている場合は、1日に一定の単語数を書くことを目指すかもしれません。インターフェースをデザインしている場合は、1日にUIの1つの要素をデザインすることを目指すかもしれません。しかし、これらのステップは予測可能な努力量を消費せず、しばしば実行可能には感じられません。自分のアイデアの1つについて混乱して書けなくなった場合、原稿に500語書くことはできないでしょう。代わりに、そのアイデアについてもっと時間をかけて考える必要があります。原稿はそれを行うのに難しい場所です。対照的に、Evergreen noteを書くことは、知識労働の基本的な単位となるを参照してください。 実行可能な戦略のリスト