ハヌマーン
求めるのは、疾さ征くべきは、音の向こう側。今のオレでは遅すぎて、遠すぎて、弱すぎて......まだ届かない。けど、必ず辿り着く。追い付いてみせる。だからきっと、そこで待っていてくれるよな?
ー"スピードキング"、夜明けの路上にて
最速のシンドローム
このシンドロームの特徴は、超スピードでの行動だ。力ではなく、速さのための筋力を上昇させ、反射神経を強化する。一説には、体感時間の変化なども兆候として現われるという。 またハヌマーンには、もう一つの能力がある。それは、波、つまり振動を操る能力である。このシンドロームを持つものは、肉体の一部を振動させることによって、振動波を生み出す。そして波長を増幅、調節することによってさまざまな効果を生み出すのだ。例えば、単純に敵に投げつけてダメージを与える、攻撃の衝撃だけを相手の肉体に撃ち込むなどといった能力が使用できる。 なお、このシンドローム名はインドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する猿面の神獣から来ている。