2012年アナログシンセビルダーズサミット
2012/11/10 サミット開催日
2012/11/15 記事執筆
アナログシンセビルダーズサミット2012出展
11月10日、武道館の隣の科学技術館にて催されたアナログシンセビルダーズサミット2012は盛況のうちに終わりました。
すげー参加者多かった。みんな積極的に見てた。みんなとお話できなかった。その日朝から体調崩してて自身のノリが悪かった、懇親会も欠席。といった感じでした。
なんとか今回の自分の展示物の写真を撮ることができたので以下に示す次第。
Bassboy
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/C/Chuck/20121114/20121114205538_original.jpg
小野さんから譲っていただいたBassboyをケースに入れたものですが、自宅でサミットをしているときに落としてケースを割ってしまいました。ワンチップマイコンによるモノフォニック・ベース・シンセサイザーです。MIDIコントロールチェンジで音色が変わりまくります。
武田さんから譲ってもらったコントロール・サーフェスを作らなくてはなりませんが、今となってはどこにあるのやら…
展示したシンセ
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/C/Chuck/20121114/20121114205539_original.jpg
RJBさん設計のESM-2を箱入れ(ケースはタカチのFC-5-20-20)したもの。なにかアナログシンセも持っていかなくてはと思ってチョイスしたのがコレ。 http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/C/Chuck/20121114/20121114205541_original.jpg
回路はまんま沖田ボコーダです。自作&操作術'81 に載っていたアレ。
バンド数を増やして(10→14)、バンドパスフィルタ(BPF)小基板でバッファを入れた以外は沖田さんのボコーダ回路そのままになっている。
本当はバンドごとのレベルコントロールを電子ボリュームでやる、とか、スペアナ表示をA/D変換して取り込んでマイコンで、といった構想を広げていたのだけれど、場当たり的に、部分的に試作→音出し→少しずつ増築→合体して音出し→周辺作ってなんとか形になったという段階で止めて、この状態でサミットに持ち込んだ。マイコンの投入が間に合わなかったため、期せずしてこの状態でオールアナログ・ボコーダになっている。
工作は以下の様な段階を踏んだ。
バンドパスフィルタ部を半分作る
もう半分作る
他のバンドも少しずつ作る
マイクアンプ部→レベルインジケータ
楽器アンプ部→レベルインジケータ
簡易筐体作る
VCA部
合体・サミングアンプ
分析合成フィルタ前後のコンプレッサ・エキスパンダ回路
子音ゲート回路、子音サミング回路
最後に泣きながら14バンド分(LED140個)のレベルインジケータを組み立て…
その都度、音出し確認しながら…
構成要素12枚の基板は蛇の目基板ですべて手組みしていた。サミットのプレゼンで、「手組みははやいのです」と言ったら「ない、ない」「プリント基板を起こしたほうが速い!」とみんなに突っ込まれていました。
確かにP板をおこすほうが完成までの時間は短いのだけど、でも手組みはとりあえず音が出るまでが早いのです。音出ししながら増築する作り方だったので、P板を起こす工程をうまく入れ込めなかった、ということで!
サミットレポートリンク