Vocoder
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以前凶器エフェクタの会 第4回セミナに行った時に動態保存(参考リンク:かずさんの当時の記事 と 写真)されていた、沖田さん作のボコーダを聞いて「いつか作りたい」と思っていたものが加速された。
バンド数を増やして(10→14)、バンドパスフィルタ(BPF)小基板でバッファを入れた以外は沖田さんのボコーダ回路そのままになっている。
本当はバンドごとのレベルコントロールを電子ボリュームでやる、とか、スペアナ表示をA/D変換して取り込んでマイコンで、といった構想を広げていたのだけれど、ここのところ工作に集中できる時間が少なくなってしまっていたため、部分的に試作→音出し→少しずつ増築→合体して音出し→周辺作ってなんとか形になったという段階で止めて、この状態になっている。マイコンの投入が間に合わなかったため、期せずしてこの状態でオールアナログ・ボコーダになっている。
工作は以下の様な段階を踏んだ。
バンドパスフィルタ部を半分作る
もう半分作る
他のバンドも少しずつ作る
マイクアンプ部→レベルインジケータ
楽器アンプ部→レベルインジケータ
簡易筐体作る
VCA部
合体・サミングアンプ
分析合成フィルタ前後のコンプレッサ・エキスパンダ回路
子音ゲート回路、子音サミング回路
最後に泣きながら14バンド分(LED140個)のレベルインジケータを組み立て…
その都度、音出し確認しながらね。
構成要素12枚の基板は蛇の目基板ですべて手組みしていた。サミットのプレゼンで、「手組みははやいのです」と言ったら「ない、ない」「プリント基板を起こしたほうが速い!」とみんなに突っ込まれていた。
確かにP板をおこすほうが完成までの時間は短いのだけど、でも手組みはとりあえず音が出るまでが早いのです。音出ししながら増築する作り方だったので、P板を起こす工程をうまく入れ込めなかった、ということで!
まだまだ道半ば。このままバラックで終わらせるつもりはないので箱入れ完成を目指そうと思う。電子ボリュームは入れよう。スペアナ表示はLEDのほうが受けは良さそうだが、消費電力を考えるとLCDのほうがいいだろうなぁ。
などといった野望があったが、2018年3月、部屋が狭くなってしまい、引き取り手もなかったのでバラしてしまいました。