白昼の誘拐劇
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【監督】スカイ・ボーグマン
【脚本】
【出演】
【音楽】カール・ダンテ
【撮影】スカイ・ボーグマン
【美術】
【製作】スカイ・ボーグマン
【制作会社】Top Knot Films (トップ・ノット・フィルムズ)
【編集】James Cude
【配給】Netflix (2019)
【公開】2017初出
【上映時間】91min
アイダホが舞台
写真や古い動画 (あるいはそのように加工されている) がよく映るし、みんな話し方がハキハキしていてテンポがいい感じ。
FBIが優秀だったな。いろいろな証拠から、「誘拐ではないか」 と
両親の友人の犯行で、家族も半信半疑だったのに
モルモン教が根付いている地域?
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なんかネクタイがかわいい。
なんだかまさにグルーミングという感じだ...
なにかおかしい兆候があったものの、犯人はいい人そうだったし実際にペドフィリアがいるなんて思わないから、みんなが油断していた
しかも、目的のために母親を誘惑するようなこともやる。ロリータみたいなことが本当に起こったという感じで怖い。
「宗教の行事でユタまで行った」
いや、遠くね!? すげーなアメリカ人
??? ジャンの父親をドライブに誘ってゲイ行為もやっている??
夫はそのことに対して「妻の信頼を裏切った」 と その時に置かれる間とその表情が苦しい。ほんとうに後悔しているようす。
実際のカセットの音源が流れる、再現or fiction部分も、そういった音声がthemeになっている
あれ? ジャンはこのとき何歳だっけ。そんな異星人うんぬんっていうのに騙されるかなあ。
12歳か。いや、それは信じないだろう...と思うけど「孤独な環境で怖がっていたから」 とインタビューで語っている 睡眠薬の影響もあったのかもしれない
「天井の窓から見える葉っぱも見ながらやりすごした」 という...つらい...
だいたいクソやろうは、自分のためにやっているくせに「楽しかったか」 とか言い出すよね、クソofクソである
天井の窓から見える葉っぱが救いになった、ていうのがなんともだよね。外の世界との唯一の繋がりという感じだろうか...
メキシコの刑務所。
ジャンは「警官につれられて暗くてカビくさい地下通路を通った」 という
まじ? 限界すぎない? 70年代だと地下通路とかあるの? 日本できいたことないが...
「家族を傷つける」 と脅した
そんなの効果あるか? と思うが「死後の世界を強く信じていた」 と本人のインタビュー、そして極限状況にあったからだろうか
宗教心が強い一家だったというのも重要そう
ところでだよ...、犯人の妻のゲイルやその子どもたちがかわいそうだ。かわいそう? ゲイルは犯人の味方をするのだから一方的な被害者ではないけど、うすうす夫が自分に興味ないことや、よその子どもたちを傷つけていたことを知っていたんだよね? どういう気分だったんだろう。
そして特に子どもたちは、父親がどうしようもない犯罪をしていたなんてどういう気分だろう
やはり、警察の家庭への介入がめちゃくちゃ強いな。
大事にしたくないと家族が言ったが、「ありえない。裁判にする」とFBIの強い意向で裁判をやる方向へ一旦は向かった。
日本であれば、警察が逆に大事にしたくないというかんじで、家族が意向を示しても「家庭間のことなので...」 となりそうな感じがある。
やっぱりね、家庭や共同体を聖域にしちゃいけないよ...
ところで、性行為はすごくつらい経験だったにも関わらず、その後も (脅しがあったとはいえ) "B"を慕っていることに変わりはなかったというのは分裂していて気になる (嫌なことがあっても、"なかったこと"になってる感じというのか。kana.iconもつらいことや嫌なことを"なかったこと" にしがちだから...)
「小さな町で離婚なんて前代未聞だよ」
そりゃそうだ。よくもまあこんな小さい町で事件を起こすよね...
この妻のほうさ...八ヶ月も"B"と関係を持っていながら「離婚はしたくない」 ってずいぶん都合のいいやつだなと思っちゃった。もうすでにkana.iconは夫のほうに感情移入しているからというのはあるけど、なんだかなあ。そもそも自分の浮気がバレるほうが、娘を救うより優先だなんておかしいよ。
それでも「戻ってきてくれただけでじゅうぶんだった」 って夫は思っていて、夫婦は修復された
まじ? どんだけ懐がひろいのよ。まあ、"B"に対抗するためにはそれしかないけどね。
実際のカセットテープでのジャンの声がすごく幼い感じでかなりきつい...。こんな子どもに対して性欲を向けるなんて、、、
私たちが恐れたのはまた誘拐だと話が広がることだった 新聞には載せたくなかった
ええ!?この後に及んでそれ? この母親まじで信用ならないな。
まあ、"small town"に住んでいたわけだし気持ちはわかるけどさ。
まって、"B"ってなんでそんなに金あんの!?
ああそういえば凄腕のセールスマンなんだっけ。
不倫を隠すために訴訟を取り下げるなんてサイテーだったね。本当に。
本当の話をしているのかはわからないけど...、"B" も、『ガールインザピクチャー』の犯人も性的虐待を受けていたというのはなんだろう。
ところで...、カウンセリングにもいかせなかったの? カウンセリングでも「異星人」 の話をしなかった?
3年たってやっとウソだと気づいたんだ...。つらい...それは"I don't know what to do"だわ。
いやちょっと...有罪になっても1年って。
誰かを許せないということは自分の周りに塀を作るだけだと感じる
悲劇に左右されないために悲劇と共存する生き方を見出した
親を「許せるようになった」 というジャンと、末の妹は「両親に恵まれたと思う」 と
kana.icon
ジャンの父親が、「妻を裏切った」 と後悔している場面での彼の表情や言葉が途切れたり、この場面がとても印象的だった。
しかし、ドキュメンタリーだってことを考えると、こんなシーンを撮ってもいいのだろうかとも思った
印象的だったし心が掴まれたが、そこにはほんとうに彼の悲しみや後悔があるから、なんだかとても罪悪感がある
同じ監督のガール・イン・ザ・ピクチャーでも同じことを思ったけど、FBIが極めて強く家庭に介入するその姿勢がよいとおもう。そのお陰で解決した事件とそれでもやっぱり解決しなかった事件
日本でも、子どもたちを守るためになにか、家庭に関して見直したほうがいいと思う。虐待の問題などがあっても、家に返されてしまうことを考える。
テンポがよかったからか、最近見たドキュメンタリーの中ではいちばん引き込まれた。最後まで緊張感を失わなかったし、ラストもよかったから余韻がのこっている。
netflixオリジナルではないみたいだし、映画館で集中してみれたらそれもよかったかも。
末娘の「家族に恵まれた」 あたりの話でkana.iconはそのように印象付いたのだけど、全体的に人々の二面性のようなものを描いていると思う。外面がよいが劣悪な犯罪をおかした"B"以外にも、のちに反抗するようになったジャン、なにより、「素朴な人々」 だったが (あるいは、だったゆえに?)事件を隠そうとした両親たち。
ドキュメンタリーでは、ひとすじなわではいかない人間性のようなものを見られると 儲けたな~と思う
視聴 : 2022/9/12
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