CUD 発表資料いろいろ
色覚の多様性に対応するデザインイロイロ
https://gyazo.com/c288286d83a4318d616e807110aa7e6d
素材協力 資料提供
https://gyazo.com/6c8afdf0e2e0908e7f9e1c68b2c8dc8e
武者廣平/伊藤啓/岡部正隆/田中 陽介/前川満良/市原泰代/林孝彰/渡辺俊介/伊賀星史(肩書敬称略)
科学論文 東京大学 大学院河村正二教授・ナショナルジオグラフィック/宇都宮大学 情報工学科 阿山みよし教授
企業や個人の公開ウェブサイトへのリンク コニカミノルタ株式会社/アドビシステムズ/独立系研究者 浅田一憲氏/タカラトミー株式会社/日本規格協会/日本遺伝学会
自作図版
用語
教育
本日のテーマ 色の見え方の違い
色覚の多様性に関して社会の認知度が低い
認知度は20%越えを目標としたい
色の重要度は非常に高い
認知度が低い理由を考える
対策の仕方を考える
色覚の説明について
従来は、一般色覚の視点から説明している
ここでは進化や歴史の流れに沿った説明とした
https://gyazo.com/49b6c227dba8be0b52c4a196b453ef43
光と色の正体
光は電磁波
物理的に計測可能(物理測色)
波長、波長の成分比率、輝度など wikipedia
https://gyazo.com/8518673384504fb7e58f918fd8f4bb36
https://gyazo.com/c75ddec8e925c784356bb2ea8f53c4a7
https://gyazo.com/e0e93da760035b59c96fb96d36d7c0ed
https://gyazo.com/9dcb8f9b28af7d683d9d3ccf3e6eb110
スマホなどの簡易的なものもある
デジタル表示では通常三原色
(4色型などの例外もある)
心理的な色感覚
電磁波としての可視光線が光受容器(眼など)に入る
視神経などを通る
脳で処理され色を感じる。
測色法 (視感測色法)
2色の差などで感性的に示す。色見本は作れる。物理的に計測できない。
https://gyazo.com/6dd558180c031cec24e7404cbe3ab88c
色の見え方は進化の結果
光を感じる → 光の波長を見分ける → もっと見分ける → 見分けは退化
単細胞生物→明暗のわかる動物→たとえば紫外線がわかる動物→たとえば赤外線もわかる生物→青や、緑も判別できる生物→大抵の脊椎動物は4色覚→哺乳類では2色覚→サルの一部に色覚の多様性
https://gyazo.com/5b3fce17f4e850a264e7687bf557fc36
https://gyazo.com/4cc0db1a33eceb1e49f6eb220b6436fd
https://gyazo.com/70684f3a58a476302fb6300855c90e3f
大子町 藤田観光りんご園(撮影伊賀 色のシミュレータ使用)
左がカメラそのまま、中がP型、右がD型のシミュレーション
https://gyazo.com/0fb8829ba1a9c7c70faab929f4bffbbc
性別による多様性の頻度
無性生殖は繁殖の効率は高い。有性生殖は繁殖面だけ見ると効率は低くリスクが高い。
有性生殖の目的は、遺伝子の組換えによって遺伝的に異なる個体(遺伝的多様性)を生み出す事にある。
多様性を生み出すのは環境の変化に適応しようとする生物の生命原理である。
色覚に関しても同等のことが言えるはず
ヒトではオスには色覚の多様性が高い。女性に比べて多様な色覚の出現頻度が高い。
ヒトの色覚型
紫外線や赤外線は見えない→全てのヒト
https://gyazo.com/c75ddec8e925c784356bb2ea8f53c4a7
2色覚
P型色覚は赤領域が短い
D型色覚は赤領域が広い
3色覚
C型はPとDの複合型
多くの色覚タイプがある
細胞工学 特集 色覚の多様性と色覚バリアフリーなプレゼンテーション (岡部・伊藤)
https://gyazo.com/3ad1e41962386f0ee2060826772284f0
遺伝学会 2017年9月 ヒトの色覚には多様性がある。多様性は環境の変化に対応すべく変異によって生ずる。
色覚型の遺伝 女性が色弱になるのは5%^2/2=0.01% 色覚型が合わないとP,Dにはならない(伊賀)
https://gyazo.com/ca148642192a4fb79acaf73e60905fc8
日本では小学4 年生の児童32958 名を調べた結果,第1 色盲,第1 色弱,第2 色盲,第2 色弱がそれぞれ0.4%,0.7%,1.4%,3.2%(合計5.7%)という報告がある1).アメリカでは人口比でそれぞれ1%,1%,1%,5%(合計8%)と言われている。1は市川らによる 細胞工学 2002.aug Vol21 append ito okabe
https://gyazo.com/80f00f928fb1cc47f9fb299ffe3a85e1
色覚検査による課題
200年前にジョンダルトンが論文を発表 世界で二番目の論文と言われている
「色覚に関する異常な事実」
鉄道の発達により様々な信号色が開発された 1841年 英国の信号機会社「ロンドンアンドクライドン」が赤と緑の信号機を開発
https://gyazo.com/48ea0c3fa64443733e92fe04ca358a96
150年前 スェーデンで信号見落としによる死亡事故が発生
『色覚差別と語りづらさの社会学』の著者、徳川直人 生活書院
「色盲」が対応できなかったのではないかという疑いだった
スチルリング式羊毛検査法で265名中13名が見分けできなかった
以後 鉄道会社では色覚検査を実施、赤と緑の信号機を使用し続ける
現状 赤と青に変更すれば問題は解決できる可能性がある
コンラックス松本 などの 歩行者用信号機(CUD認証品)
1922年 陸軍が色覚検査を開始(石原式仮性同色検査表が多い)
翌翌年から 学校でも検査を開始
多くの分野で色覚型による職業の欠格事項となる 進学にも影響
2002年 学校の身体検査時のや就職時の雇入れ時の色覚検査の義務化を廃止
大半の制限は廃止された 医師、自動車運転士、小型船舶、教師、消防士など=
飛行機のパイロット、鉄道の運転士、船舶の操縦士、警察官、自衛隊に色覚型によって欠格とすることがある
検査が心的外傷となった人もいる
遺伝であるため、人に話さない人もいる
治療の可能性
治療という概念ではない。改造?
遺伝子操作による改造 サルなどでは部分的に成功?している
補正装置など
光学フィルターによるもの
1930年代から存在
Eagar
センサーが無い場合にはどうする
ヒトの視物質
視物質は視細胞にあり、タイプにより反応する光の帯域が異なる
その視物質を含む視細胞の中で色の識別に関係する視細胞をその形状から錐体という
錐体の種類と反応のスペクトル(グレイスケール)とカラー
錐体の最大吸収スペクトル(wikipedia)
https://gyazo.com/426b30cd57b66351529635cd5d796dfe
世界の感じ方
2色覚のヒトは、2種の錐体で世界の色を感じている。 → 目の構造 3色覚のヒトは、3種の錐体で世界の色を感じている。 → 目の構造 互いに見分けできる色が重なっている部分と違う部分がある。
色差 デルタA、デルタB、デルタL
刺激の領域が変化する帯域は色名が変わる。
2色覚にとっては青緑色とピンク色を境に変わる。(伊賀)
https://gyazo.com/493e6a21671b5d7904f4329b59dd5e7a
誘目性
目立つ色
前進色と後退色
視細胞の割合
安全色(JIS 日本規格協会) 2018年にCUD安全色に変わった
https://gyazo.com/bb2b0a85579caf50cad78c38fa5bad19
判別性
色の差 色差
感性的な物差し
色覚シミュレーション
わかりやすい色覚シミュレーション(伊藤啓)
色名が通じるのはどういう文化か
不便か
視界が他人と異なる自覚は誰にも無い
一般色覚の人がどれだけ分かりやすい世界にいるかを知らない
日常生活では不便で無いと答えることが多い
社会における色の認知
客観性があると認知されている
実際には間主観性のひとつ
身体能力が同じだと思っている
感覚も身体能力
異なっているという認識がユニバーサルデザイン(共用品による課題解決と解釈)には必要
カラーユニバーサルデザインの対象と事例
情報デザインの課題解決に色を使ったもの
https://gyazo.com/c51b0281c8ab3b661cc96099a75d0f66
色を使う理由 メリット
複雑な要素でも分類しやすい
速くわかる 認識が速い
遠くからでも判別できる
これらが機能しないのが問題
よくあるカラーバリアフリーの対策
「色だけでなく文字や形でもわかるように」
色の問題を放置したままでは誤認識を解決できない
色の問題を解決してさらに情報保障するのは良い
色を見分けられるようにする
明度や彩度を微調整する。色名がまたがるほどには変えない
https://gyazo.com/1580c4952b29336a515a82c2921cebee
カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットを使う(伊藤啓)
https://gyazo.com/6676d607222f235c7cba3583476ca7c0
利用者想定
必ず多様な色覚の人がいる
デザインする側には色弱の人が少ない
カミングアウトしてくれない
CUDOに頼めば良い
対象となる色材
印刷物(多くはCMYK)
ディスプレイ(多くはRGB)
ランプ(多くはLED)
LEDは短波長なので見分けにくい
青色や白色やフルカラーLEDによる操作系のCUD革命が起きている
WEBアクセシビリティのルールとの違い
コントラスト比
背景の色と前の前景の文字などの比率
計算式で比率が出る
例えば、文字が書かれた5色のボタン
文字が読めるかどうかの確認はできるが
ボタンの色が3つ同じ色に見えるなら問題がないだろうか?
ボタンの色同士の色差が問題となる
色を探す 東洋インキの カラーファインダー アプリ
https://gyazo.com/608076c40821ffadafc28055ff5a544e
江南厚生病院のWEBページCUDガイドライン
WEBページを作るときに色の設計ガイドラインを作成する。
どうすれば良いか?
それを話し合いましょう
すぐできそうな事
時間がかかるかもしれない事
宣伝
次のイベントで私に会える日
12月5-6 日 内閣府 障害者週間 連続セミナー予定
書籍
CUD 改版準備中
色弱が世界を変える 電子書籍
色弱の子供がわかる本 増刷中
学校のカラーユニバーサルデザイン 増刷中
学術論文
中内茂樹先生
各種参考資料(講演などの時に示している)
錯視のサイト 竹内龍人先生