固定薬疹
#皮膚科 #薬疹
同一薬剤摂取のたびに同一部位に皮疹を繰り返す特殊な薬疹
薬剤により基底層に存在する細胞傷害性T細胞が活性化するため
皮膚粘膜移行部である口周囲,外陰部や四肢,特に手足関節部に好発する.円形から楕円形で直径1〜10cm大,単発例が多いが多発することもある.時に水疱やびらんを生じ,かゆみや灼熱感を伴う.色素沈着を残して治癒するが,再発ごとに色素沈着は増強する.治療は原因薬剤の中止である
原因:メフェナム酸,エテンザミド,アセトアミノフェン,塩酸ミノサイクリン
多発する固定薬疹は中毒性表皮壊死症(TEN)に進行する可能性