アナフィラキシー
<20250128 研修医の先生にもらった紙、授業資料>
【チェックリスト】
全身性蕁麻疹 or 膠原暴露+ABCDのいずれかを認めればアドレナリン
A:喉頭浮腫
B:喘鳴
C:ショック
D:消化器症状(嘔気、下痢、腹痛など)
*皮膚症状は90%ほど認めるが、皮膚症状を認めないで消化器症状を認める場合もある
【検査】
血ガス、血算、生化学
【治療】
➀アドレナリン筋注(大腿外側) *エビデンスがあるのはこれだけ
成人:0.5mg *2回まで
小児:0.01mg/kg
②H1ブロッカー(ポララミン 0.15mg/kg)
*IV
③ステロイド
【ステロイドが効かない場合】
1.アドレナリンの使用方法が間違っている場合
使用タイミングが遅かった
投与量の間違い
投与部分の間違い
投与経路の間違い
2.アナフィラキシーの急激な進行
静注も考慮する
アドレナリン×2→グルカゴン
3.内服薬
α・βブロッカー、ACE阻害薬の内服中
4.体位が適切じゃない場合
適切な体位は仰臥位