卵巣腫瘍
#婦人科疾患
卵巣癌とは,卵巣腫瘍の中でも表層上皮性・間質性の悪性腫瘍を指す.漿液性癌40%,明細胞癌25%,類内膜癌20%,粘液性癌15%
腹水は卵巣癌の特徴的な症状の一つであり,癌性腹膜炎を呈し多量の腹水を認めることが多い
Solid in cystとは囊胞の中に充実部があるという意味で,上皮性卵巣癌の特徴である.一方,Cyst in solidは充実腫瘤の中に囊胞部分があるという意味で,胚細胞性腫瘍や顆粒膜細胞腫瘍を疑う.
線維腫
性索間質性腫瘍,良性.ときに胸・腹水を合併する(Meigs症候群).
明細胞癌
表層上皮性・間質性腫瘍,悪性.子宮内膜症をしばしば合併する.
漿液性囊胞腺腫:表層上皮性・間質性腫瘍,良性.表面平滑,単房性である.
漿液性癌
未分化胚細胞腫
胚細胞腫瘍,悪性.組織学的には大型円形核を有する比較的大きな円形の腫瘍細胞で構成される.産P-f3.0.33
成熟囊胞性奇形腫
胚細胞腫瘍,良性.三胚葉成分から成り,画像で毛髪・脂肪・石灰化などを認めるのが特徴.
顆粒膜細胞腫