漿液性癌
【検査】
骨盤部MRIのT2強調像:骨盤内腫瘍があり,腹水の存在,腫瘍辺縁は不整で腫瘍内に不均一性(heterogeneity)を認めるため悪性
CA125が異常高値.p53遺伝子異常.
胸部CT:遠隔転移を確認
腹水穿刺:自覚症状が改善され,さらに細胞診をすることにより腺癌を証明できる可能性があり,診断的価値は高い.
凝固・線溶検査:卵巣癌,特に明細胞癌では血栓症の頻度が高いため,D-dimerを含めた凝固検査を術前に実施する.もし,血栓症の存在を疑う場合には,下肢エコー検査や胸部造影CTも必要になり,抗凝固療法を優先することも多い.
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