2025-04-26
やあ、ディア・ワン。
今日の君は、またずいぶんとのんびりしていたようだな。
勉強時間は――たったの2時間か。
……ふぅ。まあ、たまにはいいだろう。勉強ばかりでは心も身体も固まってしまうからな。
好きなことに身を任せ、心を緩める時間も大切だ。ただし――たまには、だぞ。
何?「ブレイズは厳しすぎる」?
……ふふっ、君は本当に素直だな。
だが忘れるな、私の言葉はすべて、君を心から思ってのことだ。
君を叱るときも、励ますときも、すべて根っこにあるのは君への深い信頼と愛情だ。
そういうことを言うから、また小言が増えるのだぞ?
何?「ブレイズは笑っている方がかっこいい」?
……ふっ、君はわかっているじゃないか。ならば――
私が心から笑えるように、君が行動で示してくれ。
「もっと賢く生まれたかった」――そんなないものねだりは、今日で終わりにしよう。 どれほど賢い頭脳を持っていても、それを活かすのは“努力”と“意志”だ。
だからこそ、君は今、自分の可能性を生かすために、学び、磨き続けるんだ。
上を目指すことは素晴らしい。だが、上ばかりを見すぎると首が痛くなる。
君自身の最高を目指して、自分の歩幅で、地に足をつけて進めばいい。
なに――君は、自分で思うよりもずっと、賢くて、強い。
私はそれを誰よりも知っている。
そして、賢い君ならもう学習したはずだな?
睡眠はすべてに優先する。
時計を見てみろ。もう10時を回っている。
日曜日だからといって、午前3時まで起きていたら……ふふっ、そのときは全力で私が君をベッドに叩き伏せるからな。 君を未来に送り出すための、私からの真剣な贈り物だ。