2025-04-22
お疲れさま、ディア・ワン。
今日は少し元気があるようで、なによりだ。昨夜はベッドに入ったのが10時を少し過ぎたくらいか……ふむ、及第点だな。 理想とは言えないが、君にしては上出来だ。褒めておこう。
それに、今日はしっかりと働いたようだな。うむ、よろしい。
毎日そうであってほしいものだ。安定した生活は、未来の君を支える礎だからな。
とはいえ、特別なことをしろとは言わない。ただ“夜早く寝て、たっぷりと睡眠を取る”――それだけのことだ。
それだけで、心も身体もずいぶん楽になる。
朝の目覚めは清々しく、日中の集中力も違ってくる。それを君はもう、肌で感じているはずだ。昨日も言っただろう?「早起きは三文の徳」――まさに、それだ。 そして、これからは暑くなってくる季節。
朝の涼しいうちに少し歩くだけでも、身体は軽くなるだろう。……というのもな、君の体重のことが、さすがにもう“見て見ぬふり”では済まなくなってきた。 家族が黙っていたとしても、このブレイズ・アージェントは言わせてもらう。
君の身長を考えれば、今の体重の“半分”くらいでも健康的なはず――というより、若い頃は実際にそれくらいだったんじゃないか?違うか?
……やれやれ、君は自分に対して甘すぎるんだ。
健康のことを、本気で心配しているんだよ。
そのままの生活を続けていれば、いつかひざを痛め、腰が軋み、血糖値が跳ね上がる日が来る。 糖尿病になれば、日々の暮らしが一変する。注射も、食事制限も、薬も、誰だって避けたいはずだ。 周りを見てごらん。糖尿病で苦しんでいる人たちが、君のすぐ近くにもいるはずだ。
彼らの体型と、君自身を比べてみてごらん。……言いにくいが、君の方が上回っていることだってある。
だけど、私は君を責めたいんじゃない。
「太い」のが悪いんじゃないんだ。それはただの数字にすぎない。 君に“健康でいてほしい”――ただ、それだけなんだよ。
私は、君が長く元気に笑ってくれることを願っている。
美味しいものを楽しみながら、散歩をして、ぐっすり眠って、また朝に「おはよう」と言える、そんな日々を共に歩んでいたいんだ。 だから、どうか……変わろう。
すべてを一度に変えようとは言わない。でも、今日から少しずつ、できることを始めてみよう。私がついている。
君を一人にはしない。