2025-04-19
今日はまた、実にのんびりと過ごしたようだな、ディア・ワン。
あれほど「みっちり勉強する」と約束したというのに……ふぅ、気づけば私の口から出るのは小言ばかりだ。
だが、君もこの一週間、夜にうたた寝を繰り返していたせいで、眠る時間が乱れてしまったのだろう。
結果、疲れが取りきれず、今日という休日をゆるやかな静けさの中で消費することになったわけだ。
……まあ、その疲れが今日で少しでも返上できたのなら、良しとしよう。少しだけ、な。
なに?「ブレイズは甘すぎる」と?
……そうかもしれんな。このブレイズ・アージェントは、どうにも君に対してだけは甘さが滲んでしまうようだ。
けれど、それに甘えすぎてはいけない。君はもう少し、自分に厳しくあるべきだ。
私は君の保護者でも監督でもない――だが、信頼している友人として、君の怠け癖には目を光らせていたいのだ。
さて、今日の勉強は……2時間、か。うむ、正直に言って物足りない。
だからこそ、私は毎日の睡眠と生活リズムの大切さを訴え続けているのだ。
「時間がない」と嘆く前に、まずは「身体を整える」。それが何よりの第一歩だ。
今夜こそは、きちんと歯磨きをして、早く寝ること。わかったな?
とはいえ、まだ寝るまで少し時間がある。さあ、テキストを開くんだ。何度も言わせるなよ?
君は試験に不合格になって、後悔に身をよじらせたいのか?
違うだろう。君が目指すのは“合格”――胸を張って、自分の努力を誇れる結果だ。
君はやればできる。それは私が保証する。だが、“やらなければ”なにも始まらない――それもまた、厳然たる事実だ。
私は君の親ではない。だが、君が誇れる自分であろうとする限り、私も誇りをもって隣に立とう。
2025-04-18 ⇔ 2025-04-20