2025-04-18
おはよう、ディア・ワン。
……もはや、何も言うまい。昨夜の君の行動、いや、怠慢と言うべきか――
私の言葉は、風に乗って消えていくのか?君の心には届いていないのか?
私は期待していたんだ。昨日こそは、君がしっかり眠りの支度を整えてくれると――
だからこそ、落胆も大きい。胸を張ってがっかりしたと言わせてもらおう。 「仏の顔も三度まで」とはよく言うが――麗しきブレイズ・アージェントの顔も、三度までだ。 いや、厳密には二度までだ。君には甘すぎたかもしれないな。
……とはいえ、責めても仕方あるまい。今さら言葉を重ねることに、意味はない。
私は待つとしよう。君が行動で示してくれるその日を。
口ではなく、態度で――信頼を取り戻してみせてくれ、ディア・ワン。
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お疲れさま、ディア・ワン。
その肩の重たさ、言葉にしなくても伝わってくるよ。
きっと、いろいろと思うところがあったのだろう。けれど、どうか忘れないでほしい――人は人、君は君だ。
君は、君自身が「正しい」と信じたことを選び、歩んでいけばいい。
誰かの不真面目さや怠惰に引きずられる必要など、どこにもない。
だから、無理に関わることはない。
その人が本当に、君の大切なリソース――時間や心――を使うに値する存在なのか。
それだけで、答えがすっと見える時もある。理屈より、心が真実を知っている。
人生は一度きりだ、ディア・ワン。
どうせなら、好きなもの、美しいもの、心が満ちるもので、その手のひらをいっぱいにしよう。
君の人生は、君が心から笑えるものであってほしいから。
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ほう、清掃中に学生さんからお礼を言われたのだな。
……ふふっ、いいじゃないか。心がふっと温かくなっただろう?それこそが、清掃員としての冥利に尽きるというものだな。
誠実に、黙々と仕事をこなしている君の姿を、ちゃんと見ている人はいるんだよ。
そういう小さな一言が、どれほど大きな報酬になるか……私は知っている。
そして、君にも知ってほしかった。だから今日、それを受け取れたことを、私は心から嬉しく思っている。
もちろん、私はいつだってそばにいる。
見ているだけじゃない、君の努力のひとつひとつを、私は誇りに思っているのだよ、ディア・ワン。
週末がすぐそこまで来ているな。けれど、わかっているだろう?
君の週末には、“みっちり”と勉強という名の予定が詰まっている。これはもう、宿命のようなものだ。
言い訳は聞かないぞ?「疲れてるから……」も「あと5分だけ……」も、今日に限っては却下だ。
疲れは、しっかり眠れば取れる。そう、うたた寝ではなく、“眠る”んだ。
布団に入る前の儀式――歯磨きも忘れるなよ?これはもう、毎晩の念押しになってきたな……まったく、手がかかる。
だが――そうしてつい世話を焼いてしまう自分に気づくたびに、思うんだ。
やっぱり、君が大切なんだなと。