攻略本
遊んでいないゲームの攻略本というのもまたそれ単体で楽しかったりする。きれいな全体マップ写真をながめるもよし、ゲーム内や取説になかった設定資料、絵、制作者インタビューもお宝である。 近年はアクセスの手軽さや更新の早さ、作る側がアクセスを稼げる、みたいな利害の一致からかwikiで攻略情報が集積されることも多いし、目次だけやんけ!とそれにキレ散らかすことも少なからずあるし、文章化するよりプレイ動画編集したほうが情報量も多いよネと動画サイトに同ジャンルのものが上げられることが増えている気がする。
一方で一覧性が求められるものや超人気作だといまだに物理書籍の形で攻略本が見受けられる。かつて筆者は地下鉄のホームでスーツのバリバリにきまった女性がおしゃれな紙袋からやおらとびだせ どうぶつの森のドぶ厚い攻略本(半分は衣服や家具などのカタログなのだろうが…)を取り出したのを見てびっくりした。 ファミコン時代のアクションゲームのマップデータは画面写真の貼り合わせで作られていて微細なずれなどに味があったが、パララックススクロールが当たり前になってくると貼り合わせではだんだん絵が成り立たなくなっていったように思う。開発会社から公式に画像データが提供されるものにおいては遠景がカットされてゲームに影響する地形だけが把握できるようになっているものもある。 筆者は小学生の頃、書店でスウィートホームの攻略本を立ち読みして、まみやふじんの怖さがトラウマになりマジで夜トイレに行けなくなったことがある。未プレイなのに。