行列
Matrix
行と列の2次元の長方形に要素を並べて数のように取り扱うもの。
3行2列の行列は以下のように示される。
$ \begin{pmatrix} a_{11}&a_{12} \\ a_{21}&a_{22} \\ a_{31}&a_{32} \end{pmatrix}
行(row)は横の並び
列(column)は縦の並び
(スシローが横でスシカラムが縦というネタがあった)
n行m列の行列
$ \begin{pmatrix} a_{11} & a_{12} & \cdots & a_{1m} \\ a_{21} & a_{22} & \cdots & a_{2m} \\ \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{n1} & a_{n2} & \cdots & a_{nm} \end{pmatrix}
どの括弧を使うかは流儀によるため注意が必要。
$ \begin{bmatrix} a_{11}&a_{12} \\ a_{21}&a_{22} \\ a_{31}&a_{32} \end{bmatrix}
なぜ行列を使うのか?
多次元の座標変換を表すことができる。
アフィン変換の表現が楽
連立方程式の解法として使える
1行1列で成分が実数、複素数であるならば、実数、複素数そのものと一致する。(演算しても区別が付かない) 行列は交換法則が成り立たない。
$ AB \ne BAとなることがある。(例外的に$ AB=BAとなる行列も存在する。)