ベクトル空間
Vector space
線形空間、線型空間とも呼ばれる。
(スカラー倍は同一ベクトルの加法から導く事もできる。)
以下が成り立つ空間をベクトル空間と呼ぶ。
$ (\vec{a} + \vec{b}) + \vec{c} = \vec{a} + (\vec{b} + \vec{c})
$ \vec{a} + \vec{b} = \vec{b} + \vec{a}
$ \vec{a} + \vec{0} = \vec{0} + \vec{a} = \vec{a}
$ \vec{a} + \vec{a'} = \vec{a'} + \vec{a} = \vec{0}となる$ \vec{a'}が存在する。これを$ -\vec{a}と表す。
係数を加算してベクトルに掛けたものは、1つのベクトルを係数ごとに分けたのと同じになる。
$ (k + l)\vec{a} = k\vec{a} + l\vec{a}
加算されたベクトルに対して1つの係数を掛けたものは、それぞれに係数を掛けてから加算するのと同じとなる。
$ k(\vec{a} + \vec{b}) = k\vec{a} + k\vec{b}
スカラー倍の結合法則
スカラー値を掛ける順序を入れ替えても結果は同じとなる。
$ (kl)\vec{a} = k(l\vec{a})
$ 1\vec{a} = \vec{a}1 = \vec{a}