国債の金利はどこで決まるのか?
国債は売り出す時に金利(表面利率)が設定される。
額面に対して設定された金利
満期になった時には額面分の現金が戻ってくる。
金利の受け取り方
通常は、半年に1回、利子が渡される。
よく市場で示される「国債金利」は実際には「その時購入して満期償還まで保有した時の半年複利での年当たり利回り(最終利回り)」のこと。
国債は市場価格で売買することができる。
市場価格は額面とは異なる。
売りたい人はできる限り高く売りたい。買いたい人はできる限り安く買いたい。取引が成立する価格は通常は額面より安くなる。
この取引が成立した価格を元に国債金利が決定される。
誰がどこで売買してる? (ここが最も重要な点)
国債先物市場の金利が示されることがある。
国債先物市場で取引されているのは「国債」そのものではなく、架空の「標準物」と呼ばれる指標での売買。
つまり「本当の国債の価格」ではなく、「現時点での将来売買する時の国債の価格の予想」が売買されている。
先物取引なので、その時が来たら現物をその価格で買う権利(あるいは義務)が生じる。 日本の国債の場合、額面は1枚1億円だが、レバレッジ取引で100倍のレバレッジなら証拠金として1/100だけを出して取引することができる。 取引所が対応しているかどうか
参考
国債の利回りはどのように決まるのでしょうか
国債の「表面利率」「利率」「クーポンレート」「利回り」はどう違うのですか
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