金利
金利は以下のようなものである
貸した金を返してもらう時に上乗せする金額
投資した金を回収したときに得られる追加の金額(利子/利回り)
法律用語だと区別がある
インセンティブを考えると、以下のようになる。
何ら対価を得られないのに何かを貸す人間はほぼいない。この対価に相当するのが金利となる。
何ら儲けを得られないのに投資する人間はほぼいない。この儲けに相当するのが金利(利回り)となる。
なぜ儲けられるのか?
成果物を作るのに使ったコストに対して、成果物を売る価格の方を高くできるから。
単価ではなくてトータルで見る必要がある。
貸す側は、借りた側が返せない(返さない)、というリスクを背負うことになる。このリスクを回避するためには、何らかの担保を取ることになる。
代わりに支払ってくれる保証人
返さない場合に引き渡す、債務額に相当する資産
保険金としての金利(当人から回収できなくても、複数の借り手から十分に回収できればよい)
返済リスクが高ければ金利は高くなる。
貸す側はリスクの高い相手にはできれば貸したくない。返してもらえないと損をするため。
高い収入を得ようとするとリスクが高くなる。
貸し借りの場合の金利の決定はどうなるか?
借りる側は金利が安い方がよい。リスクは高い方が儲かる。
貸す側は金利が高い方がよい。リスクが低い方がよい。
貸す側、借りる側はそれぞれ複数存在し、双方選ぶことができる。
このため、借りる側と貸す側の思惑により、金利は均衡する。(これが一般的な市場金利となる。)
貸す側は資産を持っていて、借りる側は資産を持っていない。(正確には現金などの流動性の高い資産がない。)