規則のパラドックス
哲学系の本でよく出てくる。
元ネタはクリプキ(クリプケンシュタイン)だったかと思う
cf. 『ウィトゲンシュタインのパラドックス――規則・私的言語・他人の心』
『精神と自然』でも出てくる
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行為→規則(ボトムアップ)
規則→行為(トップダウン)
成文化された規則を知ったからといって決まった行為を行うとは限らない
手本(規則の実践例)を見せたとて、その手本からは規則をいくらでも引き出せてしまう
連想→ベルクソンの可能性についての話
道があるとする。その道の途中でフェンスを閉めていれば、そこを人が通らないということは分かる。だが、フェンスを開けたからといって、そこを人が通るかどうかは分からないをあらかじめ知ることはできない。ただし、そこを人が通れないことはない、とは言える。人が実際にそこを通ったとき、それを妨げるような障害はなかった、とは言える。