人間悪としての三つの関心
『美しい星』
第八章 羽黒
「
人間
には三つの宿命的な
病気
というか、宿命的な欠陥がある。その一つは
事物への関心
(ゾルゲ)であり、もう一つは
人間への関心
であり、もう一つは
神への関心
である。人類がこの三つの関心を捨てれば、あるいは滅亡を免れるかもしれないが、私のみるところでは、この三つは不治の病なのです。……」