人の企画パクる奴はクズだよ(歌人・歌集紹介)
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某歌人の「歌人・短歌紹介」企画のパクリです。(本人許可済み)
日程:10/5(月) 21:00
テーマ:木下龍也「きみを嫌いな奴はクズだよ」
歌集ってもんをはじめて読み切ったので、気に入った短歌を紹介。
カイシャクってナニ…?
木下龍也さんについて
1988年1月12日山口県周南市出身。
2011年より本格的に作歌を始め、現代歌人協会主催の第41回全国短歌大会にて大会賞を受賞。
デビュー作 『つむじ風、ここにあります』(2013年)
2018年には岡野大嗣と共著の『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を出版し、短歌の書籍としては発行部数1万部を記録した。(トーチカが第3回の短歌紹介で取り上げていたあの本)
本とホラー映画が好きで、生魚としいたけが嫌い。
旧作の夜
車椅子の女の靴の純白をエレベーターが開くまで見る
→エレベーターって俯いちゃうよね。なんか女性の純潔さ求めてる感じがしたね。
コメント
エレベーターの中ではみていい権利がある
この人はどこから見てるの?って思いました
エレベーターではスマホ見ます!
後ろ手にゴミを隠してゴミ箱の回収作業が終わるまで待つ
→なんで困ることするのっ
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袋縛ってる最中は入れづらい
交換して綺麗にしたところにいれるのはなぁ
実は気にすることじゃないのかも
まっさらなところにゴミを置きたい
まっさらな雪に足跡つけるみたいな
悪人も悪人なりのめでたしで終わる話でありますように
→人には人の正義があるからね。
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試着室から出て来ない恋人をいつまでも壁越しに見つめる
→わくわく。
コメント
壁って何だろう
わくわく?イライラ?最初イライラを想像
カーテンなら声かけられるけど、壁だと待つしかできないから…
有名税
赤青黄緑橙茶紫桃黒柳徹子の部屋着
→勢い。家やとカラフルなんかな。ありうる。
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遊び心がある
色の並びってどうなんだろう
部屋ではなく部屋着というところにきっと作者の意図が隠されているはず!
炎天の千手観音握手会まんなかの手に客が集まる
→手のカースト。
コメント
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お顔が見れないと勿体無いですね(正面じゃないと)
つまり三面六臂の阿修羅像が最強
千手ピンチ(古いネタ)
荷物下ろして来いよ
二階堂ふみと四階堂ふみふみと六階堂ふみふみふみ
→いきおい。ふみふみ。
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かわいい
早口で言ってほしい
本人公認らしい
階段をふみふみと上るイメージが湧いた!
一段飛ばし縛りなんだね
すみませんピンクイエロー産休のため三人でお相手します
→あ、レンジャーに産休制度ちゃんとあるんですね。
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体力もありそうだしすぐ復帰できるか
お父さんはどなた?
だいたいレッドかブラックかなぁ
レンジャー内でカップルができてたら1人あぶれる・・・
グリーンとかは若い子にはウケ悪そう
グリーンも女性のレンジャーがあったような
やめてくれおれはドラえもんになんかなりたくなぼくドラえもんです
→ぎゃあああああああああああああ
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ひぇっ
いつものキメ台詞がよくわかんないけどいい感じ
役職とかみたい
やめてくれ管理人になんかなりたくない👀byてじ
組分け帽子を思い出してしまいました
ひとりで踊れ
くらいくらいおなかのなかで目を閉じて母の思考の川を見ていた
→何食ったらそんな短歌浮かぶのシリーズ
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こんな赤ちゃん怖い
おそろしいね〜
まだ別の人間になってない感じが……
絵画を見たときのような、エモい感じがした
真夜中の耳でとらえるシルバニアファミリー邸のベッドのきしみ
→明るい家族計画。いや、寝返りかもしれん
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シルバニアファミリー邸のベッドは古いんじゃないかな
きみを嫌いな奴はクズだよ
天界のリストラにより大量に焼却処分される羽と輪
→あーだから人類ってこんなに多いのか
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かなしい~
羽と輪っかをとられて人類になるの?
イメージしてみたら雲に着地して地上には来なかった
あとがきにぼくを嫌いな奴はクズだよと書き足すイエス・キリスト
→ふふふ。
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呪いとかしない人だからかわいい
よくよく読むとフフッと笑える
すごく人間的なイエスキリスト
イチジクの木をからした話だっけ?
道徳的に悪いやつは道徳的に悪だ!
人間 イエス感(でもやっぱり慈しみ感がある
無色の虹
あれ、あれと呼べない距離に近づいて、これ、ぼろぼろのこれは、こどもだ
→ぎゃあああああああああああああ(2回目)
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ぼろぼろのこれは、5歳児だ
布切れか何かだと思ってあれだといって近づいたら実は子どもだった。という情景だよね、、。
人間に見えないくらい・・・
原爆で皮膚がぼろぼろになった人の写真を思い出した
そういう連想はするよね、。僕も空襲あとを連想した。
人間の子供なんですよね?
うーん、恐ろしい、、
戦争が両目に届く両耳に届く時間を与えられずに
→まぁ光は音よりはや…
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なるほど。
国民の知らないうちに戦争の準備が進められてるのかと
あー、確かに つまり両眼にも両耳にも届かない間にとも読めるね
うーん、僕はどっちとも読めるやつかなと思ったー
これは光った瞬間にもう遅かった系のでは
目の方がインパクトが大きいしねー
ひらがなのさくせんしれいしょがとどくさいねんしょうのへいしのために
→漢字は読めない。けど、銃は撃てる。
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外国ではある話
日本ではこんなことになりたくない
少年兵か
小学校低学年かぁ
うん、確かに。
ぼくなんかが生きながらえてなぜきみが死ぬのだろうか火に落ちる雪
→せつない。雪だけに。
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かなしい
よくありそうなセリフだけど心に沁みる
火に落ちる雪が効いている?
「火に落ちる雪」という表現がよい
まさに戦地か、抑留中を連想した
火はどれだけ大きいのだろう
焚き火中だから、野外だよね、、。どうしてもシベリア抑留を連想する
焚き火か戦火、どっちかな?と思った
満洲とかの戦線だとふるかなー
ぼくたちが核ミサイルを見上げる日どうせ死ぬのに後ずさりして
→人はいつか死ぬのに、死ぬってわかってても抗っちゃうよね。生き物だものね。美しいね。
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死ぬってわかっててもぎりぎりまで生物として逃げるよね
意味はないのに逃げ惑うか、、。
分からないのですが、当時死ぬと分かるのでしょうか?核の威力は知ってるものなんです?
見上げる日だから未来なきがするです
なるほど!たしかに「ぼくたち」ってありますね!
死ぬのはよくても痛いのは嫌だしね(どこから落ちるかで変わるのかわからないけど)
核ミサイルって落ちるというよりは空中で爆発するイメージ
理想の墜落場所
最近は仕事ばかりで真昼間の庭の匂いに包まれてない
→それに気づいたときの「あー…」って感じよ
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忙しいと当たり前に気づかなくなってくよね
仕事してると余裕なくなる感じが出てるね
ここにいてここにはいない読書家をここに連行するためのキス
→心ここにあらずなその人。
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本読んでると別世界に行けるってのはよく言うけどそれを連れ戻す感じかな
必要以上に破られないためのバンドエイドの箱の点線
→傷を守ってくれる存在だって、防衛しておきたいラインあるよね。
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エモいね。
ゲームのヒーラー(回復役)が傷ついてることに誰も気づかない
死におえた電池のように明確な拒絶でぼくを安心させて
→絶対に僅かも可能性がない拒絶で諦めたい。そんなときもある。
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電池の拒絶ってどんな感じだろ
0/1で0の方の拒絶なんだろうね
ゆうぐれの森に溺れる無数の木 つよく愛したほうが苦しむ
→どうして愛することは素晴らしいのに、こんなに苦しいんだろうね。
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ゆうぐれの森だと色々なものが不明瞭になるね
強い夕日と無数の木のコントラストで苦しみを表現している?
次に会う理由としては頼りない冬の終わりに貸したセーター
→春になったらセーター忘れられちゃうもんね。私のことも忘れちゃうかもね。
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口実をつくるためにがんばってるのが見える
一年は長いから……先の見通しが怪しすぎるね
リクルートスーツでゆれる幽霊は死亡理由をはきはきしゃべる
→就活じゃなくて、終活しちゃったのかな。
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ダジャレだ!!
闇が深い
就活に疲れて自決した?
雲の待合室
ダンボール一箱分を配り終え通行人に興味をなくす
→まぁ本来通行人なんてじっと見ることないよね。バイトだもの仕方ない。
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本来なら関わる必要のない人たちだもんね
うつくしい名前をもらいそれ以外なにももらえず死ぬ子どもたち
→ニュースでキラキラした名前の子たちが死んじゃうの見ることあるよね。なんのために生まれてきたの…。
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恋人を鮫に食われた斎藤が破産するまでフカヒレを食う
→うぅ…(´;ω;`)
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復讐の自己満足っぽさが出てるね
フカヒレ食いたいだけでは?
幽霊になりたてだからドアや壁すり抜けるときおめめ閉じちゃう
→かわいい
コメント
かわいい
かわいいねぇ
お前死後何年?でマウントとられる世界
死後1年!?赤ちゃんじゃ~ん
俺、死後40年だから???ドアとか何しててもすり抜けられるけど???
おっさんじゃん
かなしいせかい
風の午後『完全自殺マニュアル』の延滞者ふと返却に来る
→よかったね。
コメント
完全自殺マニュアルって作者が自殺者を減らすために書いたってコメントしてましたね
返しに来たひと別人説
自殺したいけど俺がこの本持ってたら困るやろな~返してからにしよ
律儀ニキ
なかゆびに君の匂いが残ってるような気がする雨の三叉路
→えっち!
コメント
えちなの?
バキ的世界線なら目つぶししてるなコレ
急に血なまぐさくなった……
体液だから似たようなもんでしょ 何がとは言わないが
めっちゃ体臭きつい人に中指だけ触れちゃったのかな
生物兵器じゃん
好きだって言うより先に抱きしめた 言葉はいつも少し遅れる
→きゃー(*ノωノ)
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青春っぽい
相手びっくり
あまずっぱ~い
日清のCMで流れてそう
立てるかい 君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ
→イケメンかよ・・・
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連帯保証人とかでも背負ってくれるんかな
クズだなあ
どこまでの罪なら背負ってくれるのかな
六角形の回廊
2m前を死因が通過して、風、ポケットの切符をさわる
→あの…その…よかった…よかったよ。
コメント
追い詰められてそう
自殺した前世の記憶を持ってるのかな
火葬場の煙が午後に溶けてゆく麻痺することが強くなること
→いつかね、少しずつ慣れていかないといけないこともあるだろうけどね。
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祖父が死んだから分かる
麻痺してるのは死の悲しみ(参列者)なのか、人が焼ける匂い(従事者)なのか
死に慣れる?
大人になると色々鈍くなっていく的な話なのかなって
おまえを忘れない
欠席のはずの佐藤が校庭を横切っている何か背負って
→欠席の子、突然転校するとかあったよね。元気にしてるといいね。
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佐藤おまえが背負ってくれたんか
犬かな……
キリスト的な
どこかに行く人は重大な何かを背負って行く人もいる
いじめっ子に復讐するために木刀とか背負ってカチコミに来た説を推したい(過激派)
授業サボって部活だけに来た
何かは物体なのか気持ちを背負ってきたのか
去っていったけど 記憶には残しとく みたいな
「佐藤、きみを嫌いな奴はクズだよ」みたいなメッセージとかないかなって妄想してる。根拠ないから妄想。
やっぱり佐藤はキリスト?
そうだとすると、そう発言している「自分」の保身でもあるかもね
実際はわからないけど、傍観していたのだとしたら、何もしなかった自分は別に悪くない、嫌っていたやつこそがクズなんだという希望的観測にも似た保身
おわり。いい本でした。