三島はムージルを読んでいたのか
『三島由紀夫書誌』によれば、三島由紀夫の蔵書には《ムジール『特性のない男』（新潮社、高橋義孝ほか訳）１～３》がある（定本、p446。この翻訳は三島の存命中（1964~1966）に全六巻で完訳されているムージルの日本語訳#61bb5de0593371000054681e）。
よって、三島由紀夫はムージルのMoEを少なくとも３巻までは読んでいた可能性がある。
ちなみに、三島がムージルについて言及している文章は未だ知らず……情報求む