ツァラトゥストラ読書会(1)
日時:2023/7/9 22:30~25:30
場所:301
参加者:イタロー、yume、telecom、くすみ(敬称略)
読む箇所:序説1~5
【読書会自体に関して】
終わりの目安は24:00だが全然延長もあり
1時間経ったら休憩を挟む
使用する本については出版社を定めない
複数翻訳が出ているがどれでもいい
言及箇所を述べるときはページ数とともに番号や見出しも述べることが望ましい
【表面的記録】
今回は4名が参加(3名VC、1名聞き専)
22:30にVCに入り22:40まで参加者を待って待機、22:40から開始
冒頭はこの読書会についての説明
毎週日曜日22:30からなど
その後、くすみ「なにか話したいことがありますか?」とゼロから話を振り、特にないので次へ
まず序説1〜5の最も表面的概要を紹介
これは毎回最初にやろうかと思う久住哲.icon
これをすることで、その回ではじめて参加した人がその日どの箇所を読むか把握できる
概要説明を聞いているうちに話したいことが思い浮かぶかもしれない
その後、「気になる言葉があって、それは……」と話がスタート。
約1時間経過したとき、10分間の休憩を挟んだ。(23:49)
これも毎回やろうかと思う久住哲.icon
一旦インターバルが挟まるのは良い
話題リセット効果や話したいボルテージふつふつが期待される
インターバル中はミュートなのでその間に参考書籍などの確認ができる
単純にトイレ休憩とかしやすい
その後も話し合う。
取り上げられていなかった末人についての話を振る。
こういう司会的な振る舞いもした方がいいと感じた久住哲.icon
25:15ころに終了アナウンス。
読書会についての質問・応答や案内などを行う。
開催時間に遅れる場合の対応方法などについて。
25:35に解散した。楽しかった(小並感)
その後、このページにログを書いた。
参考記録:久住哲.iconは26:15まで記録活動を行った(約30分)
【VCで話したことの振り返り】
没落
没落と危うさ
哄笑することでおかしい人と思われる危険
ニヒリズムに落ちる危険
天体の沈むこととツァラトゥストラの没落の関係
光を与える
軽蔑
超人
SF的に解釈された超人
人間を乗り越えたもの
ÜbermenschとÜbergehen
人間から超人にいたる険しさとは?
妨害が多い
ニヒリズムに陥る危険
末人
ルサンチマン
毒
末人の特徴
徹底しないでいい加減なところで「OKっすよね」ウィンクウィンク
どうして「最後の人間」なのか
幸福の発明
エントロピー
果ての平定状態
快い死
自殺のことかニヒリズムへの落ち込みか
ルサンチマン
綱、橋
綱と橋のふたつの比喩での違い
深淵
深淵と海
落ちると死ぬ
笑い
冷笑主義
哄笑
狂気
過剰
行為
ツァラトゥストラは本気でやっている
ツァラトゥストラの造形
ツァラトゥストラにおける危険とは
登場人物の造形
隠者
道化師
ツァラトゥストラのパロディか?
綱渡り芸人
太陽
大地
「大地の意義」が分からない
海
深淵
冒険
陸地を見つけた船乗りみたいな表現があるし、冒険的なニュアンスがあるのではないか
滑稽さ
民衆も分かっていないがツァラトゥストラも分かっていない
ツァラトゥストラの心変わり
パロディ
読みの多様さ
ニーチェについて
ニーチェの影響について
未来
先を見通しているツァラトゥストラ
大いなる軽蔑もこれに関わっているのではないか
【振り返り中に思いついたこと】(何でもOK)
準備していたことを今後に回そうと決めるほど語りつくせないテーマがあったイタロー.icon
考えてみると、神は死んだについてあまり言及が無かったのは面白いイタロー.icon 末人がまだまだ気になるイタロー.icon久住哲.icon
個人的に読んでいるときは、VCで語りたいテーマを絞れるように読んでいきたいイタロー.icon
読書会VCの面白さと難しさがわかった。具体的な箇所を指摘して読むのと、大まかに掴みだすのと、並行して語れるようにしたい。イタロー.icon
「軽蔑って感情なんですよね」という指摘をしそびれた久住哲.icon
没落
「没落って自己犠牲的なものなんですかね」というコメントをしそびれた久住哲.icon
序説2での、灰を山の上にと、火を谷にとの対比。没落は火を持っていくことの側。久住哲.icon
序説1での「暗黒界にも光を運んでゆく」という表現
楽しかった。だがこの楽しさはまだ最上のものにはなっていないだろう(影響を受けた言い回し)イタロー.icon
話題が豊富でいくらでも話せそう久住哲.icon
ニーチェについて色々話したくなるが、『ツァラトゥストラ』読解スタンスをそこそこ守りたい久住哲.icon
+1イタロー.icon
キーワードが多いので、スクボと相性よさそう。文学みもあるので語彙の連想にも使えるイタロー.icon
海
序説2では「海に住むように孤独のうちに」とあり、孤独の比喩として使われている
対比されるのは陸であり、そこでは重力がかかる
荒れる海
「人間にとって猿とは何か」
ヘラクレイトスの断片83
人間の最も賢いものでも、神とくらべれば猿にみえるだろう、智においても、美においても、その他のどの点においても 「意志の言葉として」(p17)
超人は大地の意義である→超人が大地の意義であれ
「人間は理性的である」が、人間は理性的であるべきだといった意味を持つような。
Cf. 三様の変化における獅子と龍の戦いは「汝なすべし」と「われは欲す」の戦い 「意志」……おそらくWille あるいはWollen