ゲーリンクス
Arnold Geulincx
サミュエル・ベケットも彼の言葉を引用しており、彼の登場人物マーフィーは「アーノルド・ゲーリンクスという美しいベルゴ・ラテン語」、特に「Ubi nihil vales, ibi nihil velis」(おおよそ「何も価値がないところでは、何も欲しがっちゃいけない」という陰気な格言(ベケットが頻繁に詮索好きの評論家に対して繰り返していた)を記憶している。) 小説『モロイ』(1950年)において、ベケットの同名の人物は自分自身を「ユリシーズの黒船に乗り、甲板に沿って東方へ向かって這うように私を自由にした、若くして死んだ老ガイリンクスというイメージを愛していた私」だと表現している。ゲーリンクスはベケットの短編「終わり」にも言及されている。 ゲーリンクスの思想
偶因論で有名
心身間の直接的な因果関係を否定
神が媒介する
倫理学を強調
神への服従を善とした
桂寿一『デカルト哲学とその発展』に記述があるらしい 参考
動画
https://www.youtube.com/watch?v=xPRkc2u0sRc