アビ・ヴァールブルク

Aby Moritz Warburg（1866年6月13日 - 1929年10月26日）

https://gyazo.com/2811855a76ca524c0ee122f549ddcace

ドイツの美術史家

ユダヤ人

美術史のほか、考古学、医学、心理学、宗教史に造詣が深かった

文化人類学に強い興味を持っており、美術史に残存する古代表象に関する研究が多い

また、ホピ族に関する人類学的研究をおこなっている→蛇儀礼

エルンスト・カッシーラーとの交流があり、象徴形式についての知見を深め合った

鬱病と統合失調症を患い、神経科医院に入院

精神病からは回復したが、心臓病のため死去

ヴァールブルク研究所に在籍した研究者たちはヴァールブルク学派と呼ばれ、イコノロジー（図像解釈学）研究に多大な影響をもたらした（エルヴィン・パノフスキー、[など）

著作（日本語訳）

『ヴァールブルク著作集』（全7巻）伊藤博明、岡田温司、上村清雄ほか訳、ありな書房、2003年 - 2006年

サンドロ・ボッティチェッリの「ウェヌスの誕生」と「春」- イタリア初期ルネサンスにおける古代表象に関する研究

フィレンツェ市民文化における古典世界

フィレンツェ文化とフランドル文化の交流

ルネサンスの祝祭的生における古代と近代

デューラーの古代性とスキファノイア宮の国際的占星術―付：図（1枚）

ルターの時代の言葉と図像における異教的＝古代的予言

蛇儀礼 - 北アメリカ、プエブロ・インディアン居住地域からのイメージ

『著作集別巻1 ムネモシュネ・アトラス』田中純、加藤哲弘、伊藤博明訳注、ありな書房、2012年

『著作集別巻2 怪物から天球へ講演・書簡・エッセイ』伊藤博明、加藤哲弘訳注／石井朗・企画構成、ありな書房、2014年

『異教的ルネサンス』進藤英樹訳、ちくま学芸文庫、2004年

「デューラーの〜」と「ルターの〜」など論考3篇

『蛇儀礼』三島憲一訳、岩波文庫、2008年