どうしてアトミックノートが機能しなかったか
久住哲.iconアトミックノートというコンセプトを掲げて、Scrapboxを使っていっても、うまくいかなかった。
なぜだろうと原因を考えた。
その一因は、アトミックノートとはページをできるだけ細かくすることだ、と思ってしまったことに存する。
「ページを細かくする」とは、できるだけ小さい単位を定めて、その単位をもとにページを分けるということだ。
しかし、ページの単位がどのように決定されるのかは不確定である。
したがって、単位を決める基準が不確定なまま、ページを分割しようとすることになる。
すると、当然、ページをどう分割すればよいか分からないという状態になるだろう。
/noratetsu/Atomicって何だろう#60599e76f65300000053b03f
ページのアトミックな単位はどのようにして定まるのだろうか?
「アトミックノート」の単一性をどう知るか?
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アトミックノートというコンセプトにこだわるあまり、自分の思考のレベルとは合っていないまま、ページを細分化しようとしすぎてしまった。
道具(概念)に左右された
アトミックノートが良くないというよりは、これだけをやっても疲れてしまう。
エバーグリーンノートは原則が5つあり、アトミックノートはそのうちの1つにすぎない。
異なる2つの種類のページの混同
ページはそれぞれプロジェクトないしイベントである……と考えたとき、久住哲.iconはプロジェクトやイベントというものを縮小させた。例えば、「バナナ」というタイトルのページを作ることは、バナナ(について研究する)というプロジェクトを立ち上げることと同じだというような考え方をとろうとしていた。
ここで、タイトルとページ(プロジェクト)内容の同一性という問題が起こっている
cf. デライトについて #8
これは、本来プロジェクトではないものをプロジェクトと見なすような視点を持とうとすることだ。これは新しいものの見方であり、こうした発想は「名もなきログの積み重ね」に書かれている。
だが、全てのページをプロジェクトと見なすべきではないと久住哲.icon(2022/7/1時点)は考えている。
アトミック・ノートをページ作成の原則とした場合、プロジェクトページとそれ以外のページという違いは無視される。だが、この2つのページは、それぞれ異なる扱い方をされるべきだ。この2つの種類に応じて、アトミックも2つの種類に分かれる。1つは辞書的なアトミック性であり、もう1つは企画的なアトミック性である。この2つを混同すると、辞書的なページしか作れなくなったり、企画ページを細かく切り分けすぎておかしくなったりする。
企画ページをメーストにする
メーストで道を作る
導線を作る
ページの中に複数のタイトルを入れられる状態
タイトルは代表タイトル
メーストは副題になる
副題へのアクセスルートは2通り
インクリメンタルサーチで引っかかる
目grepで目につく
セクションの可視化をしておくといい
メースト用のスタイル設定