『平成ネット史』読書メモ
気になった重要箇所だけかもしれない。
ワードの順番は順不同。
chapter1 インターネットの夜明け
1989年~1994年
阪神・淡路大震災(1995年)
宇野常寛「ウィンドウズ95によって生まれて初めて歴史の転換期にいると思えた。インターネットによって陰キャやオタクといわれる『俺たちの側』の人間が世に出られるようになた」 「3ヶ月で電話代が10万円飛んだ」などの声。
chapter2 ネットは「オタク」のものだった
1998年~2006年
個人でホームページを開設する人が急増(1998年)
「侍魂フィーバー」(2001年)
NHK、当時の「侍魂」サイト管理人の健さんを取材
堀江貴文「僕に関する事件が起きるまで『ココログ』や僕の作った『ライブドアブログ』が圧倒的で当時のアメーバブログの勢いはしょぼかった」
堀江「社会がオタクを面白がり始めた」
宇野「ろくなもんじゃないよ2ちゃんねるは」
堀江・真鍋「わかる」
ネットの匿名性
宇野「マスメディアがオタクを面白がり始めて、またそれを受けてオタク側の意識が変わり始めた。あの頃とんがっていた僕たちだけの空間がなくなってしまうんじゃないかという寂しさがあった」
chapter3 通信速度が上がり「動画」の時代に
2001年~2007年
日本の商用インターネット回線(1993年)
NTTで定額制の「ISDN」(2000年)→ブロードバンドと呼ばれる大容量の通信ができる「ADSL」(2000年)→「光回線」(2001年) 回線速度↑により普及率は約36%も上昇(1999年~2002年)
ADSLにより、動画の視聴が可能に(テキスト→動画)
FLASH職人「千葉! 志賀! 佐賀!」「もすかう」「恋のマイアヒ」「ゴノレゴ」シリーズ etc
「おもしろフラッシュ倉庫」
ニコニコ動画爆誕(2006年)→ニコ動はYouTubeに勝手に字幕を付けるサービスだった。 「やってみた」動画(「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」etc)
「ニコニコ大会議」(現在のニコニコ超会議)
「MAD動画」
「二次創作」
「ニコ動御三家」→初音ミク・東方プロジェクト・アイドルマスター
ボカロP「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」「メルト」「千本桜」etc chapter4 ネットが手のひらにやってきた
1999年~2007年
携帯電話などからネットにつなぐ「モバイルインターネット」が誕生(1999年)
「着メロ」→「着うた」
ドコモの「iモード」、続いてau、ソフトバンクも参入。
NHK、iモードの生みの親夏野剛さんに取材(「ガラケー」の言葉の生みの親でもある) 2005年にはモバイル端末を使う人がPC勢を上回る。
「絵文字」
chapter5 黒船「iPhone」の衝撃
2008年~
日本で最初にiPhoneを発売したのはソフトバンク
日本独自のモバイルネットワークサービス、iPhoneに代表されるスマートフォンに駆逐される(2016年にはiモード携帯の出荷修了)
chapter6 SNSで世界はどう変わったか
2004年~
「日記」「足あと」「コミュニティ」などの機能
オフ会、mixi婚
「○○なう」
「自撮り」
「tsudaる」「ヤシマ作戦」「Pray For Japan」「Hack For Japan」
「インスタグラム」「TikTok」
chapter7 炎上とフェイクの時代
2011年
「炎上」
「バカッター」
「フェイクニュース」
chapter8 ユーチューバーがヒーローになった
2013年~
「一億総クリエイター時代」
「ヴァーチャルユーチューバー」
「キュレーター」
「インフルエンサー」
chapter9 これからネット社会はどうなっていくのか
2019年~
「5G」