『好色一代男』
井原西鶴
の
浮世草子
岩波文庫
にある
『好色一代男』 - 古典に親しむ | 国文学研究資料館
好色一代男 - Wikipedia
『好色一代男』(こうしょくいちだいおとこ)は、
江戸時代
前期、
1682年
(天和2年)に刊行された日本の文芸作品。井原西鶴の
処女作
であり、浮世草子の嚆矢とされる。享楽的な上方の大町人の家に生まれた男・「
世之介
」こと浮世之介が、7歳にして恋を知り、幾多の恋愛経験を経て、浮世の好色を尽くしたあと、60歳におよんで
女護ヶ島
に舟出するまでの54年間の生涯を描いた
一代記
。当時、
仏教
思想や
儒教
道徳から罪悪視されていた
愛欲
を、
町人
らしい生きた思想や感情で肯定的に描いた画期的作品と位置づけられる。
構成および主人公の設定は、
『源氏物語』
や
『色道大鏡』
からの影響を受けている。