井原西鶴
江戸時代の作家
井原西鶴 - Wikipedia
井原 西鶴(いはら さいかく、寛永19年〈1642年〉 - 元禄6年8月10日〈1693年9月9日〉)は、江戸時代の大阪の浮世草子・人形浄瑠璃作者、俳諧師。別号は鶴永、二万翁、西鵬。
『好色一代男』をはじめとする浮世草子の作者として知られる。談林派を代表する俳諧師でもあった。
太宰治は、西鶴を「世界で一ばん偉い作家」と呼び、西鶴の作品をもとにした『新釈諸国噺』を著した
0618夜 『好色一代男』 井原西鶴 − 松岡正剛の千夜千冊
こうして仮名草子の第1作となったのが『好色一代男』である。色好みに耽る世之介が主人公になっているのだが、それはそのころの世間が知っている仮名草子ではなかった。俳諧文脈があって、そこに和歌文脈が交じり、さらに漢詩・謡曲のフレーズやかかりが組み込んである。
それだけなら雅俗の「雅」だけであるが、そこへもってきてニュース記事風、書簡っぽさ、談話ふう、インタビュー収録調、それに猥談まがいなどの「俗」がたっぷり入っている。ジャーナリスティックで、かつ創意に富んでいた。「猥」とは「淫する」ということだ。
好色物・町人物・武家物
欲望によって動く町人、封建道徳や面子によって動く武家など様々なタイプの人間を描いた