『モナドロジー』の11
『モナドロジー』の10
『モナドロジー』の12
久住哲.icon
モナドの変化は内的な原理(un principe interne)に由来する
『モナドロジー』の7
でも「内部
intérieur
」の話があった
『モナドロジー』の12
では、この「変化の原理」が、変化の具体的中身と並置されている。
ここでは、変化の要因がモナド自身の内にある(※曖昧な表現だ)という形式的なことしか言われていないと解釈する。変化の内実にまで踏み込んだ叙述は
『モナドロジー』の14
でなされると解釈する。
←
『理性に基づく自然と恩寵の原理』の2
を併読するならば、
『モナドロジー』の14
で語られていることも「変化の原理」についての話であると理解する方がいい。
外部の原因が内部に作用を及ぼさないということの根拠として以下の2つが考えられる
そもそもモナドが「他」からの作用を受けないから
cf.
『モナドロジー』の7
外部が内部に作用を及ぼすことがないから
外部として考えられるものは、複合体かモナドか、いずれかである
複合体の次元でモナドが変化することはない