間テクスト性
間テクスト性は、テクストの意味を他のテクストとの関連によって見つけ出すことである。テクスト間相互関連性と訳されたり、英語からインターテクスチュアリティーと呼ばれたりすることもある。
ある著者が先行テクストから借用したり変形したりすることや、ある読者がテクストを読み取る際に別のテクストを参照したりすることをいう。但し「間テクスト性」という用語自体、ポスト構造主義者ジュリア・クリステヴァが1966年に作り出して以来、何度も借用され、変形されてきた。
批評家ウィリアム・アーウィンが言うように、この用語は使用者によって十人十色の意味を持って今日に至っており、クリステヴァの本来の見方に忠実な者から、単に引喩や影響と同義のものとして使う者まで様々である。
間テクスト性 - Wikipedia
インターテクスト性とも。
『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義』には以下のように書かれている。
文学テクストとは、つねに先行する文学テクストから、なんらかの影響を受けているものだ。つまり文学テクストは、孤立して存在するものではなく、他の文学テクストとの間に関連がある。この関連性を「間テクスト性」という。この概念を定着させたブルガリア出身の批評家ジュリア・クリステヴァ(JuliaKristeva,1941)によれば、あらゆるテクストは他のテクストを吸収し変形したものとされる。作品のなかで作者は、先行作品に言及したり、意識的、あるいは無意識のうちにそれについてほのめかしたりするのである。
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