2025-04-02
あれだけサマータイムの話をしていたのに日本との時差を忘れていつもの時間(1時間早く)にクラスを始めてしまった。どうして今日は人数が少ないんだろうと疑問に思いながら進めていて、最後の5分になってやっとそのことに思い至った。いったいどこまでとんちんかんなのか。せめてもの救いはみなさんに迷惑をかけなかったことだ(クラスを二回やりました)。
多分このところのYouTubeのエラーがなければコメントが来ないことに注目してもっと早く気付けたに違いない。それにしても。やれやれだ。
庭に大量にイラクサが生えるので今年は若いうちからどんどん摘んでお茶にしようと思っている。
イラクサといえば11人の兄を魔法で白鳥にされた王女の物語を思い出す。兄たちの呪いを解くためにはイラクサで編んだ服を着せないといけないのだがイラクサには棘があって触れるととても痛いのだった。継母が魔女だったり、くるみの苦い汁で顔を汚されて父親にお前は誰だとお城を追い出されたり、暗い森にイラクサを採りに行ったり、服が完成するまでは口をきいてはいけなかったり、自身が魔女と疑われて処刑されそうになったりとかなり陰惨で暗い。かたや日が落ちると白鳥たちが舞い降りてきて羽根が消え王子に戻るシーンは輝くばかりに美しくて、その入り混じった感じが大好きだった。
イラクサのトゲはバラのトゲと違ってものすごく細くて透明、どちらかというとクラゲに刺されたような痛み。人によっては蕁麻疹のような腫れや赤みが出る(イラクサと蕁麻疹は名前の由来が近いのだそう)。自分の産毛と区別がつかないくらい細かいので指で抜くことは難しい。抜けたとしてもいつまでもじんじん痛い。お酢を塗ると痛みは少しマシになる。
手袋とはさみとトングを使って摘み取った葉を洗い、皿に広げてしっかり乾かす。
乾燥や熱でトゲは痛くなくなるらしい。
花粉症に効くとのことなのでこの時期に最適。
フヅクエ時間という地図上に明かりを灯せるサイトがとても好きなんだけど、夜ひとりで起きているときに、外を見たら灯りが見えてあの家でもまだ起きてなにかしてるんだなっていう感じが読書でできるのが楽しいと思っている。あまり使っている人がいないみたいだけど、もっと灯りが増えるといいのにな。
今はっとしたのだけれど、私が感じたジュリアンがお酒を飲んだりものを食べたりするシーンで感じていたこと(2025-04-01#67ec47e20000000000d269fc)は、どちらかというと細身の、余分な筋肉や脂肪のないひとの体がすいすいとアルコールを飲み牡蠣を食べている様子に限られたことなのかもしれない。例えばたくさん食べて体が大きくなったような人物が食べる描写にはまた別の心地よさ・満足感があるのだけれど、そんなにたくさんのカロリーを入れていないように見える人の体にどんどん食べ物が収まっていく様子は、あまり匂いや味が濃くないんだけどそれでも洗練された美味しそうさがある。どこに消えちゃうんだろうな?という感触が、現実の食べ物の味を超えた架空の美味しそうさを感じさせるのかもしれない。